江戸小咄(こばなし)に ・・・
町内の脚自慢の男が 息せきって疾走してくる。
「なんだ なんだ?」
「泥棒を追っかけてるんだ」
「その泥棒はどこだ?」
「あとから来る」 ・・・
走ることは 泥棒をつかまえるための手段であったはず
ところが 走っているうち 目的を忘れ
走ること自体が目的みたいになってしまったのです。
だが 人はしばしば金銭にかんして
これと同じお笑いをおかしているのではないのかナ?
町内の脚自慢の男が 息せきって疾走してくる。
「なんだ なんだ?」
「泥棒を追っかけてるんだ」
「その泥棒はどこだ?」
「あとから来る」 ・・・
走ることは 泥棒をつかまえるための手段であったはず
ところが 走っているうち 目的を忘れ
走ること自体が目的みたいになってしまったのです。
だが 人はしばしば金銭にかんして
これと同じお笑いをおかしているのではないのかナ?