里海邸|大洗海岸。東京都心より90分、大海原が広がる静かな別邸へ

「素朴を上質に」海の別邸は、隠遁時間。~波と光色。湯と縁側。陶と食。磯と木の食卓。|里海邸 金波楼本邸 公式ブログ

里海邸の薪ストーブライフ

2012年03月16日 | 里海邸の日記

 

田舎の夜。

邸内ラウンジでは、木の椅子、木のテーブル、木の床に囲まれて、

薪ストーブの柔らかな暖かさが心地よく感じられます。

 

床が暖かいので、床暖房があるのですか? と聞かれますが、床暖房は使っていません。

桧の床に薪ストーブがあれば、床は確実に暖かくなります。

 

 

里海邸の場合、最初に火を安定させるのに、およそ1時間ぐらいかかります。

 

煙突が住宅の3倍ぐらい長いため、まず煙突が冷えている時は、

煙突内の空気が重くなるため、

燃焼空気がうまく煙突に吸い込まれず、ラウンジ内が煙だらけになってしまいます。

 

そのため、まず大きく窓を開けてラウンジ内の気圧を高めることで、

強制的に煙突内への空気の流れをつくることで、

燃焼空気でこの長い煙突をじっくり温めます。

 

およそ1時間で薪ストーブの表面温度が100℃ぐらいに上がれば、

ラウンジの窓を閉めて気圧を下げても、煙突内の上昇流が確保され、

薪ストーブの燃焼空気が煙突にスムーズに入っていきます。

 

その後は、薪を追加し、ストーブ表面温度が200℃程度まで高まると、

ラウンジ内がストーブの輻射熱で温かくなってきます。

 

ちなみに、直接温度を計ることはできませんが、

薪そのものの燃焼温度は700℃~800℃ぐらいのようです。

 

 

薪ストーブは、デンマークのSCAN CI-10GLcb という製品で、

炎を眺めることを楽しむインテリア性の高いデザインです。

クッキングスタンドを付ければ、ピザや肉料理も可能のようです。

http://www.scan.dk/en/Scan/wwwscancom/