半年に一度の血液検査のお知らせがきて、迷ったのですが、新しい動物病院に行ってみました。
病院にすごく怯える金時、環境が変わればもしかして…とワラにもすがる思いで(かかりつけの獣医さんには失礼なことも承知で)行ってみましたが、結果は同じ。
これまでの検査の結果を先生にお見せしたら「これまでの年齢になっている猫は自分の世界を持っているから、どんな病院でも嫌がります。それならこれまで見てくれてる先生のところへ行った方がいい」とのことで、健康チェックと体重測定のみで、料金はいただきません、とのことでした。
獣医さん同士、面識もあるようでした。
ああ、ちゃんとしてるな、獣医さんが変わればもしや、と思った自分が恥ずかしいと思ったものの、血液検査のため、改めてもう一度金時を外に連れ出さないといけないとなると、かなり気が重くなったのも事実です。
腎臓の数値があまり良くなく(ステージ2というところのようです)、これより悪くてならないように、なるべく長く維持させるしか方法がない、と言われています。
お水をなるべく飲みやすい場所に置いたり、トイレに行きやすいように工夫したり、ということもしてはいますが。
今日のお医者さんにも「やっぱり筋肉に張りがなくなって引っ張ると戻りにくくなってるね」と言われ(多分人間でいうムクミのようなもの)ゆっくりですが確実に、お別れは近づいているのだろうと思います。
それがいつになるか、すぐではないはず、もしかしたら何年も後かもしれないけど、自分より寿命の短い命と暮らすこと、が実感を伴ってきました。
これまでも大事だったけど、いまは本当に一緒にいる事や触れ合える事が尊い。
金時「俺はべつにかわらんけど」
金時「でも、今日はひどいめにあったわ」