一条きらら 近況

【 近況&身辺雑記 】

夏の始まり

2004年06月30日 | 最近のできごと
 梅雨から夏の季節は、やることがたくさんある。食料が傷みやすいから、買い物が頻繁になるし、シーツや衣類の洗濯物も大量に。浴室、キッチン、洗面所が汚れやすく、油断するとカビが出るから、毎日のようにどこか1箇所を掃除したり磨いたり。というふうに、暑さと湿気との闘いの日々のようだ。雨の日は、低血圧体質の私はいつも寝過ぎてしまうのだが、今年は雨が少ないので、惰眠をむさぼるということもない。
 それなのに、出席の返事を出してあったパーティに行けなかったのは、寝過ごしたのが原因だった。前夜、夜更かしして、睡眠不足を補うために午後3時半からお昼寝をしたら、目覚めたのが6時半。目覚まし時計をセットする習慣がなく、何と3時間も眠り込んでしまったのだ。出かけるつもりで服とランジェリーも選んであり、バッグと靴も玄関に。慌てて起きたものの、バルコニーから洗濯物を取り込んでシャワーを急いで浴びて化粧と身づくろいして出かけて行っても、パーティは終わりかけている時間である。
 先月も、出席の返事を出してあったパーティに、行きそびれてしまった。この時は、インターネットであることを知るために、いろいろな情報ページを夢中になって次々読んでいたら、あっという間に時間がたち、急いでしたくすれば間に合うが1時間ぐらいの遅刻になってしまう。数日前に思いがけなく大先輩作家から、ある件で手紙を貰って、そのパーティで久しぶりに会えるのを楽しみにしていると添え書きされていたのに――。
 自己分析してみると、以前に比べてパーティの数が減ってきたことと、出席したい気持ちと同時に潜在心理的に、私自身のパーティ熱がさめてきてしまったのかもしれない。一度に大勢の人に再会できたり新たな人と知り合ったりするパーティ大好き人間だったのだけれど……。大勢と会うより個人的に会うことを大事にしたいという考え方になってきたせいかもしれない。
 中旬、タイ文学者である親しい知人から、久しぶりに電話があって、新宿で食事とアルコールを共にする。今まで会ったことがないくらいユニークな性格と考え方と生き方の熟年紳士である。詩人で作家で翻訳家で、大学でタイ文学を教え、外務省の研修の講師もしているらしい。食事しながらタイの魅力について延々と聞かされ、その歴史も最近の風潮も興味深く聞く。その後、文壇バーへ行くが、その時間に客は私たちだけ。熟年ママと3人で談笑のひとときを過ごした。
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