6月17日(水)
生後398日目
今日は、昨日仲良しのママ友に教えてもらった詩が、すごく心に響いて、気持ちがすごくラクになったので、ここでも紹介したいと思います。
「オランダへようこそ」は、ダウン症児のお母さん、エミリー・パール・キングスレーさんが1987年に書かれた文章です。
『オランダへようこそ♪』
私はよく障碍を持つ子供を育てるって、どんな感じか聞かれることがあります。
障害児を育てるというユニークな体験をしたことがない人が理解して、想像出来るように
こんな話をします。
出産の準備をするというのは、すてきな旅行の計画をすることに似ています。
例えば、イタリアへの旅。旅行ガイドをどっさり買い込み、現地での行動を計画します。
ローマのコロシアム。ミケランジェロのダビデ像。ベニスのゴンドラ。簡単なイタリア語を覚える
かも知れません。とても、わくわくします。
そして、何ヶ月も待ちに待ったその日がやってきます。あなたはカバンを持って、いよいよ出発
です。数時間後、あなたを乗せた飛行機が着陸します。
スチュワーデスが来て、「オランダへようこそ。」と言います。
「オランダですって?」とあなたは驚きます。
「オランダってどういうこと?」
「私はイタリアへ行くはずだったのよ!ずっと前からの夢だったのに!」
しかし、飛行計画が変更になり、オランダへ着陸したのです。
あなたはそこに留まらなければなりません。
ここで考えて欲しいのは、あなたは不快で汚くて、伝染病、飢饉や、病に侵されたひどい場所
に連れてこられたのではないと言うことです。ただ、ちょっと違う場所なのです。
あなたは、新しい旅行ガイドを買わなければなりません。そして、全く違う言葉を覚えなければ
ならないのです。また、今まで会ったことのない人々に出会うことになります。
ちょっと違う場所へ来ただけなのです。イタリアに比べて、時はゆっくりと過ぎていき、イタリアのよう
な華やかさはありません。でもしばらくここにいて、深く息を吸いこんで、周りをみわたすと…
オランダには風車があることに気がつきます…チューリップも。
オランダにはレンブラントの絵もあります。
あなたの知人たちは、イタリアへ行ったり来たりして、とても楽しい時間を過ごしたと自慢します。
あなたは残りの人生、こう言い続けるでしょう。「私もイタリアへ行くはずだったの。
そのつもりだったの。」
イタリアへ行けなかった痛みは癒えることはないでしょう。失った夢はあまりにも大きすぎるのです。
しかし、いつまでもイタリアに行けなかったことを悔やんでいると、オランダのすばらしさや、美しさを
楽しむことは出来ないでしょう。
この詩をネットで検索して読んでいる時に、辿り着いたページも紹介します。
少し長いので載せる事は出来ないので。。。
http://plaza.rakuten.co.jp/moridiary/2006
ほんの一部だけを載せさせてもらいます。。。(もりちゃんの日記より)
(PCからでないと、ちゃんとページにリンクしません…)
「たまごくらぶ」を読んで、
もうすぐ「ひよこくらぶ」だなあ、とうっとり夢見ていたのに
何が悲しくて輸血の許可証のサインだの、入院の申し込みだの、
乳幼児医療の申し込みだのをしてるんだか?
手術の同意書?緊急手術、医療方針の決定。
遺伝子検査。おいおい…。
どちらを読んでも、心がラクになりました♪
普通に妊婦生活を送って、普通に産んで、普通に育てて、普通の生活をする…
なんで、私には出来なかったの?出来ないの?と、きっと同じように思ってるママさんって私だけじゃなく、たくさんいると思います。
だって、まさか自分が…ちょっと特別な子育てをするなんて、お腹に授かってウキウキ喜んだあの瞬間には、考えてもみなかった未来ですもんね。
でも、胸を張って『幸せ』と言えます。
すごく幸せ!!すごくすごく幸せ!!!すごくすごくすごく幸せ!!!!
今までの人生で考えた事もなかった事を考え、感じ、得た事のなかったものを得て、深く繋がる友も出来て、家族の絆も深まって、パパを尊敬できて、
寛太朗は、普通の幸せと、特別な幸せ、+αを、私にプレゼントし続けてくれている気がします。
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