 | サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法 チャディー・メン・タン 英治出版 |
前回は、自己統制により「情動」に流されず冷静に「選択」するというお話でした。
どうやらマインドフルネスで「痛み」を消してしまうような魔法のようなお話があるようです！
私の目下の悩みになりますのでしっかり見ていきます。
現象を経験するプロセス
私たちが現象を経験する際のプロセスは以下のようになります。
① 感覚器官と対象が接触する
→ 右足の小指を椅子の脚にぶつけた
② 感覚と知覚が起こる
→ 右足の小指にぶつけた感覚と肉体的な痛みが走る
③ 嫌悪もしくは執着が沸き起こる
→ 「痛い！消えてなくなってくれ！」【痛みに「嫌悪」】
「何でこんなところに椅子があるんだ！おかげで痛い目に遭ったじゃないか！」【痛みとぶつけた事実に「執着」】
②と③はほぼ同時に起こるので、私たちはその間に区別があることを認識していません。
マインドフルネスによって心を鍛錬すると、痛みと嫌悪が別々のものとして区別できるようになります。
その域に達すると2つのことができるようになるといいます。
苦しみ抜きで痛みを感じられる
痛みの感覚が「痛い！どっか消えてなくなれ！」という嫌悪を生み出しているに過ぎない
このことを理解すると、痛みの感覚とそれによってもたらされた嫌悪は別個のものであるということがわかります。
こうして切り離した嫌悪を手放すことができれば、痛みから来る苦しみが大幅に低減される、もしくは痛みそのものが消えてしまう可能性すらあるということです。
 | マインドフルネスストレス低減法 ジョン・カバットジン 北大路書房 |
こちらの著書のマインドフルネスストレス低減法(MBSR)の開発者でもある、ジョン・カバットジン博士のクリニックに、車椅子の男性が訪れたそうです。
この男性の足の痛みは相当に酷かったようですが、プログラムを通して、痛みに対する自分の態度を変化させることで、最終的に杖で歩けるようになったといいます。
不満なしで心から喜べるようになる
どんなに楽しい時間もいつかは終わる時が来ます。例えば、ディズニーリゾートで一日中遊び倒した後、花火を観てから園を後にするあの瞬間です。
あっという間に終わってしまった……
また現実に戻ることになるのか
終わらないでほしい！
このように喜びに執着することで、今度は苦しみが湧いてきてしまいます。
そこで、執着と嫌悪を捨てることで、人生の喜びもまた、苦しみなしに心から享受できるようになるということです。
頭では理解したものの……
さて、ここまで読み進めて「頭では」理解はできました。
「痛みとそれを『痛い！嫌だ！』と感じる感情は別である」
なるほどと思います。しかし……
痛いものは痛いんですが！
はい。修行が足りないですね＼(^o^)／
わかっていますが、とにかく眠れないほど痛いのです！大腿四頭筋(太腿の上側)を完全に固定（ロック）されたような感覚。
その状態で動こうとすれば、今度は股関節から膝までがつったような状態となり、まるで筋肉を雑巾絞りされているかのような激痛となります。
この状態になるともはや横になろうが、立ってようが座ってようが、もう痛みでどうにもなりません。
机に両手を付いてただひたすらに嵐が過ぎ去るのを待つしかありません。
そんな状態ですので、「ただ痛みがあるだけ」という感覚で済ますなどと想像もつきませんが、どうやらこのような状況に対処する方法があるようです。
果たして痛みの救世主となり得るのか。
期待に胸膨らませて次回はそちらを読み進めていくこととします。
ここまで読んで頂き、誠にありがとうございました。
いつもご訪問頂き、またいいね、フォロー頂けることに心より感謝致します。
そうですね。主治医曰く、精神的ストレスから来ている可能性が高いということなのですが、一度心療内科にも相談してみることにします。
心療内科に行ってみるのも何か発見があるかもしれないですね。
意外な治療法や原因がもしかするとわかるかもしれませんし、やってみる価値はありそうだなと感じました。
痛いのはしんどいですもんね、、
私もたかが頭痛ですけどしんどいですもん😓
やってみて、違うな〜って思ったら、自分で納得できるので、やらずしてではなく、やってみる事、これ、私が前職の戦いの中で強く思った事でした。
納得するまでやるんだ！ってね😆
お医者さんに心療内科を勧められて、きそうさんが「いや、違う」と思ったなら違うのかもしれないですが、もし「う〜ん、試しに行ってみようかなぁ」と思ったなら行ってみたらいいと思います！
何が正解かはわかりませんが、自分で探すしかないですもんね！
お互いぼちぼち、頑張りすぎない事を頑張りましょう
度々失礼しました🙏
コメント、またお気遣いに感謝致します。
足の具合については後日の記事として用意しておりますが、残念ながらあまり変化はありません……
主治医から心療内科に行った方がいいのでは？とか言われる始末。
ただ、カフェイン断ちは順調でこちらは良い効果がありました。
効果としては、夜に強い睡魔が来るようになり、痛みを抑え込んで眠らせてくれるようになりました。
以前は痛みで2、3回は目が覚めていたのが、気がつくと朝になっていることが多くなりました。
目標の20日間は経ちました(はず)ので、ちょうど昨日午前中一杯だけ解禁してみました。
流石にノンカフェだけだと日中の集中力に関わるので一杯だけ！カフェインが抜けるまで4時間だそうですので、午後は飲まないようにしてます。ただ、これだけで全く違いますね。
夏になるとカリウム不足になって痛みがひどくなるそうなので、補給しながらですね☺️
aoisoraさんも熱中症にはお気を付けてお過ごしくださいませ。
足の具合はいかがですか？
それとカフェイン断ちは順調にすすんでますか？
ご自分も色々な事があった中で
いろんな事を教えてくださってありがたくいつも読ませて頂いています。
体力を奪われる気候ですけど、お互い無理せず日々を過ごして行きましょう^_^
確かにいつも右足の痛みに集中している気がします。
朝晩が一番ひどいので(こういう決めつけもいけないのだと思いますが😅)、「今日の痛みはひどいかな。大丈夫かな…」と意識してしまっています。
そうなると実際に脳が痛み物質を出すらしく、余計に痛くなるということみたいですね。
身体は確かに硬直していますね。そんな時こそ、マインドフルネスで呼吸に集中ですね。
ジョンカバットジン博士の本とワークを始めたので、早いところ痛みの項目を読んでしまおうと思います。
ご教示ありがとうございます！
『痛いものは痛いんですが！』
に、つい笑ってしまいました。
痛いのにごめんなさい。
実は私も、歯医者さんの治療の時にマインドフルネスの実践でどうなるかな？と試したことがあります。
（麻酔が効きにくい体質なのです）
痛いです！
素直に麻酔を追加していただきました（笑）
ただ、一つ気づいたことは
痛みを感じる前に『痛くなるぞ、痛くなるぞ！痛いぞ！痛いぞ！』と痛みを感じていた、という事です。
痛みが無くなったり、強さが変化したりすることはないのですが、怖さでガチガチに強張らせていた身体を緩めてみて、呼吸に意識を向けたら、怖い気持ちが少しだけ遠のいたかな？と感じました。
でも痛かったです（しつこい？）。
暑い日が続きますね。
ご自愛くださいませ。
マグノリア