北の風音

北海道から季節の話題や風景を綴ります。

夏山散歩(登別市:オロフレ山)

2021年06月16日 | 山歩き

13日の日曜日はニセコを後にして、花の山として有名なオロフレやまに向かいました。

途中、コンビニでSDカードを購入、余計な出費になってしまいました。

登山口の駐車場は、結構広いのにかなりの車が止まっていました。

密を避けてきたのに・・・・

この時期は人気の山で今まで何度も来ていますが、過去1番の賑わいです。

 

目的の一つはこの花「イワカガミ」です。

小さくて可憐な花です。

それほど珍しいものではありませんが、自分は富良野岳付近とここオロフレ山でしか

見たことがないような気が・・・・(記憶も怪しくなってきてます)

 

 

ちょっと接写気味に!

前日の雨のなごりで可憐さが一層引き立ちます。

 

もう一つの目的の花「シラネアオイ」です。

この山では大群生が見られます。

ゆっくり撮り歩きをしたかったのですが・・・

今回は人が多くてカメラを構えると迷惑がかかるので瞬撮で!

 

 

山頂も登山者で大賑わい。

42年前にアルバイトで行った富士山のハイシーズンの如きでした。

山頂から、手前に徳舜瞥山、ホロホロ山、奥に風不死岳と樽前山です。

 

下山途中、行きは人が多くて立ち寄れなかった「山神」様のポコ、

人も減って立ち寄ることができました。

オロフレ山の山容と手前の花はチングルマです。

 

コロナで不要不急の外出自粛や密を避けるようにとの「御達し」に、自分も含めて我慢が

出来ない人が多いようです。

 

 


早朝散歩(ニセコ:神仙沼)

2021年06月15日 | 山歩き

先週の土曜日、山の上は濃霧と強風で最悪のコンディションでした。

日曜日の朝、少し早めに起きて神仙沼に散歩に行きました。

途中峠があるのですが、峠までは濃霧、峠を越えると信じられないくらいの

ピーカンの晴天でした。

意気込んでカメラを取り出して構えると、ファインダーにCARDのメッセージ、

SDカードを忘れてしまいました。携帯も置いてきてしまい痛恨の失敗。

山友の携帯を借りて撮影してみました。

 

ニセコチセヌプリを背景にチングルマ(白い花)とショウジョウバカマ(赤い花)

6月の高層湿原はまだ早春、芽吹きのパワーがみなぎってます。

 

神々しいご来光、頭の中の雑念を一掃です。

 

 

背景の山はシャクナゲ岳、冬は山スキーで楽しめる山です。

 

大谷地に流れ込む朝霧、峠を越えてこの凹みに溜まり、そこに朝陽が差込みカメラマンの

撮影ポイントとなっています。

・・・・が、このシーズンは千島笹のタケノコ採りの車でいっぱいです。

 

 

自分にとってのパワースポットですが、加齢によるパワー減と天秤にかけると・・・

 

 


夏山散歩(風不死岳:北尾根〜楓沢)

2021年06月08日 | 山歩き

6月に入り最初の土曜日、金曜の嵐のような風雨も上がり久しぶりに

良い天気になりました。

風不死岳麓のお花畑の様子が気になり足を向けました。

通常ならすぐ近くまで車で行けるのですが、前日の風雨で通行止め、

反対側の北尾根を上り、風不死岳を越えてのアプローチになりました。

 

少し霞んでいますが支笏湖と恵庭岳が良く見えます。

 

大沢、写真ではぜんぜん分かりませんが、大きく切り落ちた崖で

なかなかの高度感です。

 

風不死岳山頂からの樽前山です。

このすぐ下にシラネアオイの群生があるのですが、まだ少し早いようです。

 

お花畑もまだ早くてエゾイソツツジが少し咲き始めているくらいです。

 

標高が低くなるとこんな群生も見られました。

 

楓沢からの下山になります。下から登った事は何度もありますが、

下りたのは初めてでいつもと違う感じがしました。

こんな回廊が続きます。

 

 

光と影のコラボがとても良く、こんな楽しい写真が撮れました。

 

7時間の山散歩でしたが、久しぶりの好天気で気分も上々でした。

 

「飛ぶよ 飛ぶよ 白雲

 そよぐそよぐ木々の葉・・・・

 峰を指して さぁ 登れ〜♫」

            「山の歌」より


春山散歩(札幌市:定山渓天狗岳)

2021年05月23日 | 山歩き

昨日、南区にある定山渓天狗岳に行ってきました。

今回は1日でⅠ峰(本峰)〜Ⅲ峰まで登ろうという計画でした。

登山道があるのは本峰だけ、他は笹藪、灌木等の藪漕ぎで、たまに

残雪が出てくると楽ちんで歩きながらの休憩できる位でした。

 

定山渓天狗岳のⅠ峰(本峰)左側がⅡ峰、Ⅲ峰はⅡ峰の奥側になるます。

一際急峻な岩峰で事故も多い山です。

 

Ⅲ峰とⅡ峰です。

Ⅲ峰は冬期間に一度行ったことがありますが、

Ⅱ峰はオールシーズン通して初めてです。

(最初の2枚の写真は以前に撮ったものです)

 

熊ノ沢を詰めて行きますが、まだ雪が残っています。

スノーブリッジ、この上を歩くのはちょっと勇気が要ります。

周りの状況や足元の音を聞きながら慎重に進むしかないのですが〜

 

前日の雨に濡れて透明になったサンカヨウの花です。

可憐で結構好きな花です。

 

写真を撮る余裕も無く、ようやく着いたⅡ峰のピーク

 

ここでは、ルンゼ(岩と岩の間)の山菜畑の中を通りましたが、

誰か歩いた後があると思ったら、毛皮を被った先行者がいたようです。

雪の上に残る先行者の真新しい足跡です。

(わかるでしょうか?)

 

Ⅲ峰のピーク、冬に来た時には顔付近にあった標識ですが、

今回ははるか頭上にあり、積雪の多さを感じました。

本峰は何度も行っているので、写真を撮るのを忘れてしまいました。

 

下山はおみやげ用の山菜を探しながらでしたが、

10時間以上の行動時間で足もポンコツになりました。

リュウキンカの群生が心を癒してくれます。

 

なかなか行けない場所に行く計画を立て、誘ってくれた山友に感謝をしながら

昨夜は山菜を肴に一献やりました。

 

「峰を仰ぎて山男

  花の情けを知る者ぞ〜 ♫」

               「坊がつる讃歌」より


山スキー納め(島牧村:狩場山)

2021年05月10日 | 山歩き

昨日は今シーズンのスキー納めで道南島牧村の狩場山に行ってきました。

山仲間総勢13人の大パーティ、コロナを気にして歩いている時以外はマスク装着、

ソーシャルディスタンス保った山歩きになりました。

出だしから雨が降り出し、途中からは少し雪がまじったミゾレかなり強く降り出し

雷、強風とコンディションは最悪でした。

5月とはいえ、濡れた体に強風は低体温症の要因になるため途中で撤退しましたが、

スキーで少しうす茶色く染まった雪(黄砂の影響?)の感触を楽しんできました。

 

写真を撮る時はマスクを外して息を止めて!

 

この辺では雨と雷、体はアウターを着ていても中まで濡れてしまいました。

遅くてメンバーについて行くのが大変でいつも最後尾です。

 

1,000m付近、もうすぐ雲の中に入りそうな所まで登ってきました。

雷は止みましたが、風が徐々に強くなってきて体感温度は厳冬期と

あまり変わらないくらいです。

下りは一気に!(ガスに包まれて写真も撮らずに滑降開始)

2時間かけて登っても20分で「ハイお終い〜チャンチャン!」

この1本を滑るために何時間も黙々と登ります。

 

帰路に寄った寿都町の温泉では体がとけました。

これで今シーズンの山スキーも終わりました。