北の風音

北海道から季節の話題や風景を綴ります。

春山散歩(様似町:アポイ岳・吉田岳)

2021年05月05日 | 山歩き

連休も最終日になりました。

昨日はコロナ事情でしばらく行ってなかった実家へ行き、今年90歳になる母の

様子を見てきました。 いつも通り元気、少し安心しました。

5月3日に花の百名山様似町のアポイ岳と峰続きの吉田岳に行きました。

この時期、希少高山植物の「ヒダカソウ」を探して30回以上も登っている山です。

今回は?

 

昨夜からの寒気のせいでアポイ岳山頂付近の白樺には霧氷が付いていました。

 

9合目付近からの馬の背と様似町の綺麗な海岸線。

風が一段と強くなり歩いていないと寒くなります。

 

アポイ岳山頂、いつもゴールデンウィークの時期は人気で人がたくさんいます。

今年は少ないようですが、自分たちが登って下りている間に5往復した若者がいました。

トレランの練習だそうです。

 

4月11日に登った豊似、オキシマップ山です。

その時よりも雪が随分少なくなっているようです。

 

ピンネシリ山(奥)とキレイな三角の吉田岳(今日の最終目的地)

 

今回はこの吉田岳まで足を延ばしている人が多かったです。

アポイ岳から1時間弱、風は強かったですが、気持ちが良い稜線歩きです。

 

以前にも紹介した「サマニユキワリ」

今回も3種類のサクラソウを見る事ができましたが、見頃は1週間後くらいでしょうか?

 

この花が今回の一番の収穫「ヒダカソウ」です。

20年来探しに来てましたが、ようやく1輪見つける事ができました。

 

天気予報が悪く、心配していましたが、風が強い以外は条件が良くて

探していた花とも出会い感動の山散歩でした。

 

 


春山散歩(札幌市:砥石山)

2021年05月02日 | 山歩き

ゴールデンウィークに入りましたが、あまり芳しくない天気です。

寒くていつ雨や雪が降ってもおかしくないような曇り空、それでも

天気予報を見ながら近場の砥石山に散歩に出かけました。

少し早いようですが、ゆっくり歩きながら春の野花を愛でて来ました。

 

途中の登山道にはまだ雪が残っていて注意しながら歩くところもありましたが、

ほぼコースタイム通りで山頂を踏むことができました。

風の冷たさに春の足踏みを感じました。

 

ヒメイチゲ、小さくて見落としそうな花です。よく見ると登山道の傍にけっこう

たくさん咲いています。

 

エゾエンゴサクの群生、日当たりの良い所では畑のように咲いています。

 

エゾエンゴサク、西洋マルハナバチが蜜を吸っていました。

 

 

エンレイソウ、北海道大学の記章の基になっている花です。

 

明日もあまり天気は良くないようですが、足を伸ばして「花の百名山、アポイ岳」です。

珍しい花たちに逢えると嬉しいのですが〜

 


春の野花

2021年04月25日 | 山歩き

コロナ禍で何事にも自粛ムードが漂い、どこに出歩くのも少し罪悪感を

感じてしまいます。

また地方に行けば車のナンバープレートの違いで「世間の目」が気になります。

昨日は人目が少ない地方の山に春の山菜採りに出掛けました。

早春に咲く花がきれいでしたのでカメラを向けてきました。

春の妖精、カタクリの花です。

時期がまだ早かったせいか数が少ないようでした。

 

キバナノアマナ、どこにでも咲いてますが、小さくてとても可憐な花です。

 

湿原の定番ミズバショウ、そろそろ花は終わりでしょうか?

 

オオバナノエンレイソウ、エンレイソウの種類はたくさんです。

覚えきれません。

 

前回の記事でも登場したエゾリュウキンカ、一番の見頃でした。

 

ヤチボウズ、撮影した場所が北海道新冠町(競種馬のハイセイコーの町)にある

判官舘公園の中のタコッペ湿原という所でしたが、このタコッペの意味が「谷地坊主」

だそうです。

 

山菜の収穫は?というと、行者ニンニクがそこそこ採れて、オリーブオイル漬けと

行者ニンニク味噌を作りました。(北海道人以外は分からないかも〜?)

 

「白い花 白い花 あの人の胸に

 咲いて揺れるだろう お月さんのように〜♫」

     赤い鳥「赤い花 白い花」より


桜の開花

2021年04月23日 | 山歩き

リアクションを下さった皆さんありがとうございます。

つたない写真と文字で大変恐縮です。

ここ札幌でも桜の開花宣言が出ました。例年なら5月の大型連休位が

見頃なのですが、異常に早い開花になりました。

ようやく周りも色彩のある風景に変わりました。とは言っても自分の

近所は咲いてる様子はないですが、明日は気温が高くなるようなので

一気に開くかもしれません。

新しいネタは無いので、何年か前に撮った春らしい北海道の風景です。

 

サラブレッドの親子とエゾヤマザクラ

この時期、日高の牧場に行くと仔馬(トネッコ)が見られます。

春は生命のエネルギーを一番感じられます。

動物たちの誕生や植物の芽吹き、少し弱った心身にはこれが一番!

 

エゾリュウキンカとミズバショウ、リュウキンカは春の山菜で食べられます。

ちょっとクセのある苦みがデトックス効果があるとか、ないとか・・・・

 

道東、松山千春さんで有名な足寄町にあるオンネト−です。

ちょうど連休に撮ってますが、エメラルドグリーンの水面に映る背景の

雌阿寒岳と阿寒富士が見事でした。

このときは両方の山頂に登りましたがその見晴らしも見事でした。

 

札幌の桜は次の機会にアップします。

 

「果てしない大空と

  広い大地のその中で」〜♫

松山千春さん「大空と大地の中で」より

 


春はもうすぐ

2021年04月19日 | 山歩き

4月も中旬ですが、先週の雨くらいから気温が足踏みしているようで、

明日はオホーツク側で雪の予報が出されています。

今朝もちょっと寒くてストーブなしではいられません。

そろそろ山菜の便りも聞こえてきています。

今週末には自分もナイショの穴場に行ってこようかと思っています。

GWも間近ですが、春の高山植物で春気分を先取りです。

ジオパークと花の百名山で有名な「アポイ岳」で撮ったお花たちです。

 

オオエゾサクラソウ(けっこうどこにも咲いてます)

 

ヒダカイワザクラ(固有種?)

 

サマニユキワリ(固有種)

5月から6月にかけてアポイ岳で咲く3種類のサクラソウです。

若干の時期のズレはありますが、運が良ければ3種とも同時に見ることが出来ます。

 

ミヤマアズマギク(薄紫)とアポイアズマギク(白)こちらは固有種です。

 

自分の好きなエゾキスミレ(固有種ではありませんが、なかなか見れない花です)

 

名前にアポイやサマニ(他にもまだまだあります)とついているのは固有種です。

特殊な地質と地形、気候により低山にもかかわらず、高山植物の豊富な山になって

いるそうです。

ヒダカソウという花が有名ですが、過去の心なき盗掘や気候変動のせいか全く見られ

なくないました。唯一見かけたのは自分の町の園芸屋さんの高山植物コーナーでした。

ちょっと悲しくなりました。

 

「春を呼べ 春を呼べ

 胸を張り裂ける 想いは彼方へ」〜♫

      吉田拓郎さん「春を呼べ」より