〇法林寺
名称 法林寺 (ほうりんじ)
宗派 浄土真宗大谷派
本尊 阿弥陀如来
創立 明暦年間(1655~1658)、茨木別院(浄土真宗大谷派)の道場として発足、多家と称した。天保の頃(1830)、安楽寺(茨木市沢良宜)より法林が入り、初代・法林とする。明治年間、茨木別院支院となり、昭和23年3月本山より法林寺の寺号公称の許可を受ける。昭和48年(1973)後継者無く廃止す。
このお寺は、館長の家の元檀那寺でこのお寺のご住職が毎月の月参りに来られていたことを幼心によく覚えています。このご住職は、昔の村役場の役員や市に合併後の上の町会長(今の自治会長)を永く務められたり、山一公民館の館長も歴任されています。
地域の若い皆さんは、このお寺の存在が遠い過去のものになり、ほとんど知られていないようですが、写真のように何体かのお地蔵さんが祭られていて、かつての存在をアピールするかのようです。地域の高齢の方々はこの寺を「カケショ」と呼んで来ました。辞書などで確認すると、「掛所・懸所」〔浄土真宗大谷派の寺院で地方に設けられた別院。後には別院の支院を呼ぶ。〕というのがこれに相当すると思われます。
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