大河ドラマ「光る君へ」を見て、古今和歌集に和漢朗詠集……行成……と来たところで、棚を見る。
学生時代、書道で特にかなの方をしていたため、藤原行成は持っているんだよ、テキスト。テキストというか、美術本? 美術本というより、糸といて、折って近くにして書くのに使ったからテキスト扱いだ、私の中では。
紀貫之と小野道風もいくつか持ってる。
貫之の方は「古今和歌集」があるため、行成との違いということで扱いがあったはず。残っているもので同じ歌……というか、連綿やかな遣いの違いとか見たはず。
道風は私の研究題材「小野篁」の影響。
篁の字は王義之の字と言われているとかあっても現存していない(確か)。
で、孫の道風に引き継がれているのではないかっていう流れで道風で勉強していた。
行成の「和漢朗詠集」は漢詩及び和歌があるからおいしい。さらに、分量多いから、私くらいのペースだとこれ一冊でどれだけ勉強できるのでおいしい。いいところだらけ。
本当に書道が好きで勉強するなら、この辺り以外も気にせずするだろう。
私は何となくしているだけなので、下心ありでやらないと、進まない。書道をやめるって判断もあるけど、なんか、こう、続けたいという意識もある。
難しい人間心なのだった。