スーパーマーケットの買ったものを詰めるコーナーには、無料で頂ける袋が置いてある。
水が出るような食材のため……だろう……一応。
あるお年寄りは、ババババと取り出し、シュッと切り、カバンへ。
これは聞いた話だけど「あー、あるある」というなんか、そんな気持ち。
私が籠を置いた前にいた若めの女性。
ピュ、バッ、ガサッ、ピュ、バッ……。
すっごい音がする。
一枚取って、一つ入れ、カバンに入れる、一枚取って、一つ入れ、カバンに入れる……を繰り返していた。
一つ……つまり、ポケット菓子を十個買っていたら、それ一つ一つをビニールに入れてしまっていた、という状況。
その、ビニールの取り方が激しいため、つい見てしまった。
彼女の行動は「ただ、もらっているわけじゃないんだ! 使うからもらっているんだ! ほら、入れてるよね!」ってこと。
なんか、勝手に思う「美しくない!」と。
私が籠の物をカバンに詰め終わったころ、別の女性が「ピュ、バッ」女性の後に来た。
その人は、買ったものやレシートを台の上にバラバラ遠く。
そして、一枚ビニールを取ると、それらを全部入れ、立ち去った。
なんか、勝手に思う「潔し! かっこいい!」と。
私はたぶん、ビニール開けられなくて、必死こいていると見られているに違いない。
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