中小零細企業の再生・再建に関わって十年あまりの月日が過ぎました。
過日、10年ぶりにホームページを大幅に模様替えしました。そのさい、ホームページ開設以来ほとんど加筆修正されていない部分を、再検討してみました。この十余年の間に関与させていただいた中には、
- 再生・再建がうまくいって健全企業化できた会社、
- 健全企業化できたのみではなく、無借金企業など優良企業にまでのぼりつめた会社、
- 再生・再建を諦め、会社を清算や廃業させて、今は幸せな第二の人生を歩んでいる経営者
がある一方、
- 健全企業化できたのに、また元の状態に戻ってしまった会社、
- 再建プログラムを途中で挫折して、「最悪の倒産」に至ったしまった会社、
- 同じく、音沙汰がなくなった会社
などその結末は多岐にわたります。
もちろん私の力が及ばなかったことも一因だと自戒してはいますが、再建プログラムの途中で音沙汰がなくなった企業を除いて振り返ってみますと、この会社は棺桶の蓋が開いているどころか、もう体が棺桶に入っている状態で、私の力では再生・再建は不可能に近いと思っていた企業が不死鳥のごとく蘇ったケースがある一方、この会社はひと通り再建プログラムをやってもらえばほぼ100%再生できると思っていた企業が何年たっても経営危機状態から抜け出せないばかりではなく、じわじわとその財務状態が悪くなってしまったケースがありました。
再建プログラムのスキームは100社あれば100社とも違いますが、基本的な戦略は大きく変わりありません。
それは、経営の原理原則に戻ることです。
経営危機に陥った企業が健全企業化できたのみではなく、無借金企業など優良企業にまでのぼりつめることができるのは、再建プログラムの期間に身についた経営の原理原則を行動に移すことを「習慣化」できた結果に過ぎません。
一度健全企業になった会社が、再び悪くなるのは「奢り」を忘れたことと「習慣化」できなかったことに原因があります。
今後は、このブログで、私の十余年にわたる、再建・再生から優良企業化、さらに『長寿幸せ企業』へのお手伝いを通して確信した、中小零細企業が学び、実践し続けなければならない経営の原理原則と実践的対策について整理してお伝えしたいと思います。
ブログタイトルを「箴言から学ぶ『長寿幸せ企業』経営の原理原則と実践的対策」にしようと思ったのですが、長すぎるのでとりあえず、 「箴言から学ぶ『長寿幸せ企業』への道」としてスタートさせます。
まずは、来年1月から、少しずつでも
継続できるようにして、「習慣化」させていこうと決めていますので、長く投稿れないときは、是非お叱りの言葉を頂きたいと思います。
継続できるようにして、「習慣化」させていこうと決めていますので、長く投稿れないときは、是非お叱りの言葉を頂きたいと思います。