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12年5月・シンガポールと香港の旅(その41・屯門エリアでうろうろ)

<前回から続く>

さて香港新界地区のLRT乗り歩き。屯門地区の入口?の兆康駅にやってきました。

またまた余談ですが、この香港のLRTといえばかって、「軽の鉄人」というかなり詳しいサイトがあって、内部資料かと思うような情報も載っていて、詳細な配線図やポイントの切替方法など色々勉強になったのですが、残念ながらwebサービスごとなくなってしまい今は消滅してしまっています。

そのサイトを作っていた方は、私より少し若いぐらいの屯門在住らしき香港人の女性の方で、彼女のブログは写真が多くて、私の語学力でも内容がかなり読み取れたのが良かったです。
数年前に結婚されて日本に鉄道三昧な新婚旅行に来られたようですが、その後は更新されていないようで今はどうしてるのカナ?・・と思い出すものです。
私の掲示板にレスを書いて頂いたことがあるものの、会ったことはないんですが



兆康駅の西鐡線コンコースにある案内表示機
「5」は5番線の意味
な~んと出発時刻が出ている
LRT・MTRともに「あと○分」式表示が一般的な香港ではこれは珍しい。
ちなみに、この出発時刻が表示されている系統はここ兆康始発の路線。
LRTといえども始発駅では出発時刻が案内されているようで。
時刻表は公開されておらず、始発・終発や時間帯毎の運転間隔が公表されている程度ですが、内部的にはダイヤは決まっている模様。
ちなみに件の鉄人サイトによれば運転士は「行車時間表」なるスタフを持っているようですが・・・

さて兆康と元朗方面の隣りの駅・藍地の間は、最初に来た時は地上線だったのが、後に高架化されて交差道路と立体交差になっている部分があるのでその様子を確認しに行くことに。



高架線への取り付け部分を走るLRTの電車
この写真は日本式2階の西鐡線コンコースと同じフロアにある高架駅前広場から撮影。
線路の上に覆いかぶさっているのは高架駅前広場への取り付け道路。



右側の高架橋がLRTの高架線
肝心の道路を渡る部分は左側に歩道橋・写真に写っていない右奥には西鐡線の高架橋があって、LRTの電車が高架線を走っているシーンを撮るのは無理そう。
ちなみにこの高架の立体交差は仮線方式で建設されたそうです。


妙に歩いたり時間を喰ってしまいましたが目的は今ひとつ果たせず・・という感じで、駅に戻って次の目的地の大興駅に向うことにして、「610・屯門碼頭」行に乗るとします。

しか~し、乗車してから乗る時にオクトパスカードをリーダにタッチするのを忘れて飛び乗ってしまったことに気が付きます
こんな時に検札が来たら最悪・・・次の屯門醫院駅で降りるとします。
念のために下車用のリーダにカードをタッチしてみたらエラーに。やっぱり1日券を買っておけば良かった

病院最寄り駅だからかホームには案内係のような女性のスタッフがいましたが、私には関心なさそう・・・。
もしかして病院のボランティアスタッフのような人なのカナ??

ちなみに検札で無札が発覚すると、初回は身分証(パスポート)の内容を控えられて厳重注意の上に乗車券を購入させられる。拒否した場合や2回目以降は罰金だと何処かで読んだ気がしますが詳細は不明です。

日本ではLRT導入とセットで信用乗車論が語られますが、完全信用乗車に拘らずとも主要駅でホーム改札、小駅では乗務員が改札もしくはフリーのような、無人駅が多いローカル線のような形態をとっても良いんじゃないかと思います。


折角降りたので次の列車に乗るのもあれなんで、隣りの駅まで線路沿いの道を歩いてみることに。



走っているのは良く見る割りに自分が乗る時にはやって来ない新型車。

隣りの澤豊駅まで5分ぐらい歩いて、やれやれ・・・と思って来た電車(751・友愛行)に乗ったら、今度は乗り間違え

目的地の大興方面への分岐を無常にも直進して行きます。

仕方が無いのでまた次の蔡意橋駅で下車。
路線図見ないで適当に勘で乗ってるのが原因というか、疲れて来て頭が働いていないのカナ??
1回の乗車時間が短めなので、昼寝も出来ないですね

反対側のホームに移動してホームの路線図で確認して、「507田景行」に乗車。
今度こそは大興にいけるはずダ

ちなみに持ち歩いている地図帳「香港地方街道指南」にはLRTの系統図が乗っているので、やはりLRT乗り歩きをされる方も「街道指南」を買うことをお勧めします。

しかしまぁ、なんか駅降り(乗り)制覇でもやっているのか?と思うような乗り方ですね。




ようやくやってきた大興(北)駅。ここに来るのは初めて。
以前に「小雪が舞う中を走る大興(北)駅付近のLRTの写真」を見たような記憶があるのですが香港では雪が降るわけないので、多分夢で見たんでしょうね。

ちなみに乗車して通過も含めて未訪問の駅は残り2駅(三聖と翠湖)。勿体ぶって少しずつ責めてるので
本数は多く日中なら各駅ともに10分以上間隔が開くことはまずないので、全駅訪問(通過)が目的でも軽く計画を立てれば難しくはないと思います。

ただ同じ系統でも往路と復路で経路が違ったり、分岐部分の経路の取り方が複雑な場所や短絡線もあるので、乗車可能なルートを全ルート乗ろうとすると計画性とそれなりの時間が必要かもですね。



この大興南・北辺りは数少ない併用軌道区間。道路両脇に線路が走っていて車道は中央の1車線。
併用軌道区間はここと友愛駅周辺の2箇所のみ。

こういう側方走行式は日本だと自転車やミニバイク、駐停車車両などでやりづらそうですが、前述したように香港では駐停車禁止区域が厳格。また自転車やミニバイクは交通手段とはなっていないようで、街中では殆ど見かけません。
ちなみに自転車は中心部で稀にみますがデリバリーや配達の人用の様子。郊外ではレジャーやスポーツ目的で自転車に乗る人もいるとか。



右方向に分岐している線路は予備用の折り返しループ線

大興北の辺りは併用軌道といっても通行量も少なく地図で見ると道路は袋小路にになっている様子。
周辺のマンションなどの関係者の専用道になっているのかも。
「軽鐡・大興北站!」と言ってタクシーに乗ったら、ここで降ろしてくれるのカナ??

さて大興北からは「610・屯門碼頭」に乗って先に進みます。



LRTの配線で特筆する点の一つがこの3線区間(これは鳴琴~青雲間)
左側2線が写真奥方向、右側1線が手前側方向への線路

右折して分岐する列車が交差列車や信号待ちで分岐手前で停車中に、後続の直進方向の列車を支障しないようになっています。3線区間の延長は目測で2両分強の50m程度。

なんとも贅沢な配線ですが、立体交差させることに較べたら費用は安上がり。中量交通の路線の分岐方式としては費用対効果がよいのかもですね。

ちなみにこの辺り屯門界隈はニュータウンは、開発時からなんらかの軌道系交通を導入する計画があって、導入区間を確保しつつ開発が行われた模様です。
LRTが出来る前から街が出来ていた元朗の街中を走る区間(とその他一部区間)は、センターリザベーション方式の専用軌道なのと対照的かもですね。

途中に「軽鐡車廠」という文字通り車両基地の最寄り駅があります。
といっても車庫の上は例の如く高層マンション・下層はショッピングモールの構造で内部が見えるわけではないので、今回は下車せずに通過します。
ちなみに車両基地は屯門碼頭近くのここ1箇所だけ。ここ発着の系統はなく出入庫はどうしているのか気になりますが、適宜イレギュラーな区間便を出しているとの話も聞きますが・・・。

さて終点の屯門碼頭で下車して乗換えです。
屯門碼頭はLRT路線の西端で最大のターミナル
フェリーとの乗換えポイントでかってはここから香港島の中環(セントラル)まで40分弱で結ぶホーバークラフトが出ていて、西鐡線出来る前の都心部アクセスの一端を担っていました。

私もかって中環~屯門のホーバークラフトに乗ったことがありましたが、小型のタイプで陸上走行はなし、窓が汚れていて景色もイマイチと珍しい乗り物とはいえあまり楽しい印象はなかった覚えが。

中環~屯門の航路は他の航路と同じく鉄道や高速道路延伸の影響もあってか廃止になってしまいましたが、屯門碼頭からは空港のあるランタオ等への航路、また近年になってマカオ航路が新設されターミナルとしての機能はまだ残っているよう。



ホームを移動して乗換えたら・・・ようやく新型車に乗れました。
この写真は車内の様子。暖色系の内装の既存の車両と違ってこちらは白ベースの寒色系の内装です。

屯門碼頭を出たときはガラガラでしたが次の兆麟で大量の乗車客が。
単なる住宅地の駅のようだけど・・・日曜なので夕食+買物混雑??
10分強ぐらい乗って市中心駅で下車。ここのショッピングモールを見た後は西鐡線で中心部に戻る予定で・・。

ここのショッピングモールも人が沢山。
しかもこんなに広かったかなと思うほど規模が大きい
複数のショッピングモールが併設している構造になっていて、自分が何処にいるのか良く分からなくなってくるし

迷って良く分からないし、お腹がすいてきて座って休みたいものの、やはりカフェのような店など行列が出来る混雑・・・。
たまたま見つけたファミレスのようなレストランが行列がなかったので、入ってみるとすぐに席に案内されます

とりあえず座れて一安心。
ディナーセットのようなメニューを見つつアメリカンチキンステーキ(美式鶏排)を注文することに・・・
しか~し、ステーキにかけるソースやら付け合せやら飲み物やら選択できる種類が色々あって複雑
発音できないので指差しでなんとか注文するも、店員のおばちゃんすらメニューを見て選択の内容を確認する状況。
なにやら聞かれたものの例の如く全く分からないので「??」になっていたら、おばちゃんが「そうだ」という感じでスープを持ってきて「これでOK?」かと・・・
私の方は「もう食べれるなら何でもいいです」な状態ですが・・・言葉が通じなくてもなんとかしてくれるものですね。

スープも選択することになっているなんて書いてあったカナ?
私の読解力では分からんモリな
「お任せでお願いします」という言葉を覚えておいた方がいいカナ?
お任せで想定外の値段のものを出されても困るけど。



ということでバター付のパイナップルパンとスープ



こちらは美式鶏排ことアメリカンチキンステーキ
まぁ日本のファミレスとかと同じような感じですかね。
この他に香港式アイスコーヒーもセットで。

ということで一休み出来ましたが・・・会計はどうするのカナ?
と見ていたら他のお客さんは店内中央部のレジで払っていたので、私もそれに習うことに。
ちなみに伝票の類はなく、どうもテーブル番号を申告でもするのか?という方式。
念のために小さい紙にテーブル番号を書いておきますが・・・

レジでそこの席じゃ・・と指を指したら、なんと198HKドル(約2175円)ぐらいの料金を言われます。
おいおい・・メニューには60HKドルぐらいの値段だったはずだけど。と思ったら
打ち出されたレシートを見ると「なんとかかんとか3人セット」みたいな名前だったので、これは他の人のだろう。
と思ってテーブル番号を書いた小さい紙を見せたら訂正してくれて一安心。

サービス料1割を徴収されているんだしテーブル会計で良かったのカナ?
香港ではちょっとこじゃれた店では、サービス料1割加算が一般的なので要注意ですね

何処が駅だか良く分からないものの、「↑軽鐡」という案内表示があったのでそれに向っていくと・・・



ショッピングモール直結の駅に。どこの駅かと思ったら杯渡駅
例の如く高架駅+構内踏切でショッピングモール直結型。

杯渡って何処だっけ?と路線図で場所を確認して・・・

ちなみにさっき降りた市中心駅の隣りの駅で直線で500mぐらい
ずっとモール樹海の中をウロウロしていたのか・・・。
海老名をめちゃめちゃ発展させたかのような街ですね。



こちらが屯門の市中心近辺のショッピングモールの一部分
なんとジャスコがありました。この写真の看板はイオンになってますね?香港も名前が変るのカナ?
駅はこの道路を横切る形であります。

次回に続く

2012/8/18 23:20(JST)
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