さて1時間弱ほど頒富駅付近のショッピングモールでウロウロして次に移動するわけですが・・
ここで大問題が発生

なんとデジカメが電池切れに・・・とりあえず来た電車に乗って席に座って車内で電池交換をしようとするも・・・
予備電池を入れているはずのポーチやバックの中を色々探してもない

どうやら昨夜ホテルで充電した際に、充電器から外してポーチに入れるのを忘れていたよう

いくら狭い香港とはいえ、ここからホテルには片道1時間近くはかかるので取りに戻るわけにもいきません・・。
これが、以前使っていたような単3対応のデジカメなら急遽電池を買って・・という手段もあるのですが

旅行の際は1日数百枚は撮るのが当たり前な私としてはこれはかなりの痛手。
仕方がないのでスマホのカメラで撮ることにしますが、スマホのカメラは画質も今ひとつ。
その上、電池残量も厳しいのでかなりヤバい状態

ここから先はスマホカメラで撮影した画像なので写真枚数減+画質悪化になります

乗車したのは「706・天水圍循環線」
ニュータウン内を山手線のようにくるくる回っている循環線の外回り(時計回り)です。

車内の様子。車体幅が狭い故か座席は1+2配置の前向き固定のクロスシート
20m車なもののドアの対面の座席は撤去されていることもあって座席数は30席強(詳細な数は1~4世代車によって異なる模様)と少な目。バスと較べると着席数が少なめなのが難点ですね。

途中の天栄駅のターミナル
"Next stop Ginza"という車内放送が聞こえて慌てて下車することに。

ということで銀座駅で下車。お約束の「銀座なう」ですね
ginzaと読むのはあくまで英語読み。広東語では別名です。

銀座駅の目の前にある嘉湖銀座というショッピングモール
ちなみに裏には日比谷や有楽町というショッピングモールもあって気分は銀座

ここには「ハーバープラザリゾートシティ」というホテルがあって、格安で広い部屋に泊まれてよかったというか、香港のニュータウン地区も好きな私には良かったです。
ここにこの時の紹介記事があるので

https://www.hongkongnavi.com/special/5022980
以前に格安ツアーの広告で「ハーバープラザリゾートシティホテル指定


私のように分かっていて敢えて泊まるならともかく・・・一般的な??香港旅行のつもりだったら


LRT沿線のホテルといえば、今度は私は屯門のゴールドコーストホテルに泊まってみたいものですが・・・
元朗にあるらしい旅社も気になるけど、私が泊まれるのかどうか


ここも人が多くてなかなか適当な食事場所が見つかりません

ソフトクリームの移動屋台が出ていたのでとりあえず買うことに。
なんと車で移動販売している店なのにリーダがあって、オクトパスカードで払えました。

値段は忘れましたが・・5HKドルぐらいだったカナ?
安い割に濃厚な味で美味しかったです。
それにしても、先ほどの頒富駅のショッピングモールもそうですが、人出が沢山。
賑わっているというよりも賑わいすぎている状態。
もう人を見ているのかお店を見ているのか、人を見ているのか分からないような・・
人ごみが苦手な私には結構人酔いしそうで大変です。
そりゃ周囲には30~40階建てのタワーマンションが林立しているわけで、居住人口は物凄い人数なはず。
日曜日ともなればちょっとお出かけな買い物客などでショッピングモールが賑わうのは当たり前

居住人口が具体的に何人いるかは分かりませんが、この相当な人数を抱えている天水圍地区のニュータウン。
このニュータウンの輸送を支えているここのLRT。
車体幅こそ2.65mと狭いものの20m車2両編成がピーク時に1~2分間隔で走ると考えれば、輸送力としては一般的な路面電車よりもかなり多いはず。
日曜の午後の今も2~3分間隔で大半の列車が2両で走り回っています。
ですがそもそもこの輸送力でラッシュ時の輸送が足りるのかと。
これだけの街なら日本なら普通鉄道で輸送するべき人数ではないかと思う訳です。
南端には普通鉄道の西鐡線の駅があるとはいえ、天水圍駅からの徒歩圏はせいぜい10分程度のはず。
LRTの駅なら2駅先まで行けるかどうか程度で大半のマンションは歩けない場所に位置しています。
鉄道と競合するかのような都市内高速バス路線もいくつもあって2階建車で輸送力も多く、1台辺りの輸送力は日本の一般的な市街路線バスとは較べ物になりません。
他にも日本語で言えば住宅地直行バスと呼べるような、ラッシュ時に数本走るだけの無名事業者による直通バスもあるという話ですが・・・
それでもこの人数の移動需要を賄えるのか?
そもそもこの辺りの人は香港中心部(九龍半島や香港島)への通勤比率は思っているよりも低いのかも??
この辺りでは昔からの街は東側に2~3キロ程度のところにある元朗が一番。
地図で見ると元朗の郊外には工業団地のようなものがあって工業地区になっているよう。
もしかしたら企業送迎バスのようなものがニュータウンを巡回して工業団地への通勤の足を担っているなど、
一見では分かりづらい交通の流れがあるのかもしれませんね。
LRTの輸送力では足りないのでは?というのは思い返してみれば、シンガポールのLRTもそう。
あの新交通システム状の小さい車両で果たして居住人口の移動の足を確保できるのか・・・
さて今回は銀座はほどほどにして次に移動することに。
駅に向かおうとしたらかなりの大雨が

これではアイス屋さんも商売上がったりですね。濡れながら数十メートル走って駅に・・。
次は751系統・友愛行きに乗車して天水圍のニュータウンを離れて屯門方面に向うとします。
動画を撮ったので車内の雰囲気を紹介したいと思います。
車内ではかなり細かく自動放送がかかって、
駅停車中は「系統番号+行先」・ドア閉め時に注意放送・駅間では次駅名やその他注意喚起が広東語・英語の2言語で放送されます。日本だったら気になる人から五月蝿いという苦情が来るかも。
友愛は"yau oi"と読むのですが、以前に友達が「やおい」って言っているように聞こえる。と言ってたのを聞いて以来、どうも私も「やおい」と聞こえてならないような。
天水圍エリアから屯門方面に行こうとしたら751・友愛行に乗るしかないのですが、もう何回「やおい、やおい」と聞くのかという・・。

車内側に設置されている行先表示機。表示されるのは路線番号と行先だけ。
天水圍駅や元朗方面との乗換え駅の坑尾村駅で降りる人が多く車内はがらがらに

天水圍駅からLRTで6駅、西鐡線だと隣の駅の兆康で下車します。
夕立というかスコールのようなものだったらしく雨はすでに止んでいます。
<次回に続く>
2012/8/17 16:00(JST)