紙幣なら両替所で日本円への再両替も可能ですが、コイン(硬貨)を受け付けてくれる両替所は少なくて再両替が難しい状態。
そこに登場した今回紹介するポケットチェンジ。外貨コインを電子マネーのチャージやWebサービスなどのギフト(チャージ)に交換できるというマシンだそうで・・。
新宿歌舞伎町の歌舞伎城なるところに設置されているそうで、9月7日木曜日に新宿に出たついでに寄って試してみることに。
「歌舞伎城」という看板が出ていたので「ここかな？？」と見ていたら入口にいるスタッフに「ポケットチェンジですか？？」と声をかけられて、案内で中に入ります。
こちらが「ポケットチェンジ」のマシン
歌舞伎城の1階は両替所になっているようで両替窓口がある一角に設置されていました。
今回は対象国を「香港」。交換先を「wechat pay」とします。
ガイダンスや画面表示は日本語でしたが、なぜか対象国を日本にしたら英語ガイダンス＋画面表示になりました
wechatというのは中国でメジャー化しているLINEのようなメッセージアプリ。その機能で送金・受け取り・代金決済などの機能も備え、いま中国では屋台のみならず路上の物乞いまでもがWechatの送金機能を使い非現金決済社会に邁進している状態だそう。
旅行の際にはWechatが使えると便利そうですが、残念ながら中国の銀行口座を持っていないと入金(チャージ)が難しい状態。このポケットエクスチェンジを使えば入金した外貨コインなどの出金先にWechatpayが使える！ということで試してみます。
今回はアメリカドルコインを用意
1ドル1枚・10セント1枚・5セント1枚・1セント19枚の22枚を投入。
1回20枚までだそうですが、1セントのうち2枚は認識されなかった時の予備用に・・
1回に20枚までと聞いていたので、予備含め22枚しかもってこなかったのですが、この画面からに20枚ずつ何回かに分ければもっと沢山入金できるようですね。
余分に入れた1セント2枚は返却されました(返却なしで寄付も選択可能)
また複数の種類の通貨を混ぜてもいいようなので、「セント硬貨しかない
」ような時は100円玉などを入れてまとまった額にするのも手かもですね
ということで、用意した1.32米ドルが7中国元分のWechatチャージになりました。
レシートにWechatpayの入金用QRコードとシリアルが印字されて出てきました。
レシートの画像掲載は見合わせます
レシートには次回優遇レートで利用できるクーポンコードが印字されていました。
ポケットチェンジの利用予定がある方はSNS等で「この記事をみた」と連絡をくれれば返信します
さて・・・
「1.32米ドルで7中国元」なので単純に計算すると当日9月7日のレートで「1.32米ドル＝143.96円」
143．96円＝7元なので、1元20.96円の計算に。
レートでは1元16.7円(仲値)なので、仲値との差は1元当たり4.2円(＋20%)。正直レートは良くないですね。
最近は横浜でも訪日外国人向けの自動両替機が設置されてますが、見るとやはりレートは良くないのでまぁそんなところかな？？（基本的にアジアの国の通貨は日本で両替するとレートが悪いです）
外貨コインの日本円への両替を受け付けてくれる場所はあまりなかったり、あってもレートがこれ以上に悪かったりなので、そういう意味では死蔵せずに現金化できるのは意味がありますが、現状ポケットチェンジ対象は、米ドル・ユーロ・中国元・韓国ウォン・日本円と日本人の旅行先としてはメジャーな国の通貨だけ。
余程の円高局面でもなければ、次回の旅行で自分で使うか知人友人で旅行に行く人に仲値で交換した方がお得ですね。もしくは誰かからもらったとか、通常のレートでない格安で外貨コインを手に入れた場合とかですかね。
もっとマイナー国の通貨も対象になれば便利そうですが・・。
ポケットスチェンジのサイトによれば、現在(2017年9月)時点で設置場所は、羽田空港・新宿歌舞伎町・福岡空港・大阪ジョイテルホテル・関空ジョイテルホテル(日根野)の5か所のよう。
私としては横浜にも設置されれば便利ですね
ちなみに私は発券されたWechatpayのチャージ券で早速Wechatへの入金を試みましたが、本人確認でクレジットカードが刎ねられてしまい無理でした。最初はチャット相手から送金してもらわらないとダメなのかな・・・
中国人観光客を道案内したときにでもお金を渡して仲値で送金してもらうのがよさそうですね
仲値＝新聞やテレビなどで、「ただいまの為替相場は1ドル101円37銭」のように発表される為替市場での相場。実際の外貨両替等の際はこれに銀行や両替屋の利益分を載せたレートで取引される。2017/9/8 19:59(JST)
