昨年11月に前編の「Part1」を見ているのと、三国志には興味があるので今回も最初から見に行くつもりでしたが、「公開当初は混みそう」「日程の調整が・・・」とかなんとかと思っていたら、いつの間にか公開から1ヶ月経ってしまいました。
行く前に終わっちゃわないかアセアセ・・・。
part1の時はコロナワールドに行きましたが、今回は小田原に2つあるシネコンのもう片方、ダイナシティのTOHOシネマズに行きました。
私が小田原のシネコンに行く時は家人と一緒に行く時だけ。ですが・・
小田原はシネコンが2つあるので、ちょうどいい上映時間を選べるメリットがあるものの、
家人曰く
「どっちも上映している映画は殆ど一緒。マイナーな映画は結局どっちもやってないので見たくても見れない」
とイマイチだそうで・・。
これがTOHOシネマズ小田原の入口
イーストモールとウェストモールの間にあります。
平日なので空いてますね。
ダイナシティウェストとイーストの間には新幹線が通っているので車内からよく見えますが・・
私がここを車窓から見る時は
対名古屋方面の時は小田原を通過するのでめちゃ遠回り経路な時。
対東京方面のときは御殿場線との交点に駅がないのでやはり小田原回りで遠回り。
とあまりいい事がありません・・。
まぁ御殿場線との交点に駅があったとしても、接続が良くなければ意味がないのですが・・。
と余談はおいておいて・・・
チケット売場で事前にチケットショップで1300円で買っておいた鑑賞券をチケットに交換。
端から3分の2ぐらいのところにミシン線が入っていて、小さい方を改札で回収される方法でした。
手元に残る部分が大きめなので、半券を記念に残したい時はありがたいですね。
見るのはもちろん字幕版。
席に着いたのが上映開始時刻数分前だったのですが、TOHOシネマズ名物の上映開始前の寸劇
(鷹の爪団なるキャラが注意事項や各種サービスを案内)
が既に始まっていて、前半は既に終わってしまっているような状態。
この寸劇がTOHOシネマズで映画を見る際の楽しみなのにガッカリですね。
予告編と同様、上映開始時刻になったら寸劇を開始して欲しいものです。
それか予告編と本編の間にやるとかw
今回も600円のパンフレットを買うことに・・・クレジットカード使えました
終わったあとはウエストモールで買物・・。ここでも「初夏の北海道フェア」をやってました。
最終日だそうでケーキとか安売りしてました。そういえば札幌のロビンソンは閉店したそうですね。
ということでここからようやく「レッドクリフPart2」の感想を・・。
以下はネタバレ内容になります。
前回part1の時は、「これぞ赤壁」というシーンが全部次回送りになって残念。という状態だったので、今回こそは・・・と上映前からかなり期待していました。
最初は前回のまとめというかあらすじかと思いきゃ、これは思ったより短くあっという間。
しかしなんといっても残念というか一番に印象的(悪い方で)なのは、「前作にもまして、劉備がダメダメに描かれている点」という面。
端的にいえば、前作は「草鞋を作ってただけ」。今回は「団子を作っていただけ」というか・・・
早々に同盟を事実上破棄して撤退する辺りは、もうここまでこき下ろすのかね?と言いたくなるような・・・
一応後半で劉備が戻ってきて
周瑜の「劉備の撤退も計略の一つだったんだ」的な台詞もありましたが、本当に計略だったのか単なるフォローだったのかも怪しい状態・・。
更に黄蓋の「苦肉の計」もなんだかよく分からない状態。
私の三国志の赤壁の戦いの原点は、子供の頃に見た「アニメ・横山光輝三国志」なんで、かなり影響を受けているという面もあるかと思うんですが、やはりなんというか・・・
アニメ横山光輝三国志+真三国無双2のゲームの印象が強い自分には、納得がいかない感はかなり感じます。
ちなみに孔明の風変も、かなりイメージとは違うように描かれていて
「風が変ることは孔明の秘策というよりも、知っている人は知っている知識」的に描かれていました。
実際以前に見た歴史番組では
「地元の農民などへの聞き込みを元にして、孔明は風が変わる事を予測していた。敢えて祈祷で風を変えた。という形をとったのは自軍の統制を図ったり、敵方に驚異を与える為」
とか言ってたとはいえ・・・。
パンフレットにはこの辺の件は「三国志の合理化」とか表現されていましたが、どうも納得がいかないというか、もっともらしい言葉で言いくるめられた感もするような。
とはいえ、全体を総括すれば
「諸葛亮の10万本の矢を調達するシーン」などはよく表現されていたし、対峙する両軍の船隊も迫力がありました。
上映時間としては144分と、見ている途中でも「結構長い」と感じましたが、前編の145分と併せて300分近く。
前編は三国志のそれまでのあらすじをまとめ・・的な部分があるとはいえ、これだけ時間をかけて壮大な舞台で「赤壁の戦い」を表現する。というのは三国志が好きなものとしては嬉しいですし、「単に長いだけで凡庸」ということもなく、迫力もありオリジナルなストーリーの部分もよく描かれていたのは良かったです。
三国志の軍師といえば「諸葛亮」「司馬懿」の2人のエピソードがよく語られるように思いますが、この映画の主役でもある「周瑜」そして「諸葛亮」の男の友情?のようなものの表現も感動的だったと思います。
前編と後編セットのDVDとかいずれ出ると思うので、そしたら是非買いたいですね。
もし前編だけみて後編を見ていないという人がいるとすれば、非常に勿体無いなと思います。
ただやはり一言で言えば、「三国志といえども戦争映画」
今回は前回以上に生々しい戦闘シーンや人がバタバタ死ぬシーンがあってやっぱり怖いような。
戦闘シーンといえば真三国無双2とかもそうなんですが、やはりCGよじゃなくて実写は怖いということなのか。
「相手がザクなら人間じゃない」ではないですが、特に前半で「孫尚香が潜入した曹軍内でのシーン」で「一兵士といえども人間だ」的なシーンがあるので余計にですね・・。
一見派手で格好良さそうな火計を駆使した海戦や城壁攻めのシーンも、やはり生々しいものがあります。
鳩のシーンなどパンフレットには「監督の反戦へのメッセージ」と書かれていましたが、三国志を通じて平和や戦争の悲惨さを訴えたい。という側面もあるのかもですね。
三国志は武将や登場人物の人間的魅力だとか、格好いいとかいっても、要は「内戦の繰り返しを纏めた書物」だと言われれば否定できないのも確かだといいますか、思うというか感じる面もありました。
09/5/19 2:57UP
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