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このICカード時代に、高速バスなどではない普通の市街路線バスで回数券が未だにあるのも驚きですが・・。しかも神奈中は首都圏のバスの中でもバスカード導入が早かったので尚更。
こういう変わったきっぷ類を使ってみるのも好きな私は、本厚木駅近くの神奈中の案内窓口に買いに行ってみることに。
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こちらが案内所に掲示してあった回数券の案内
現在販売されているのはこの1000円2種類、3000円2種類の4種類のよう。
1000円券の10円110枚セットは凄いですが、神奈中バスは一部を除き区間式運賃なので、端数など細かい金額を調整する為用なんでしょうね。
回数券の内容を見ると(増税後)180~200円区間での乗車を意識した内容ぽいですね。
路線にもよりますが神奈中運賃だと200円以下で4~5キロは乗れるので、このぐらいの距離の需要が一番多いのかも??
バスカード時代以前など回数券全盛期はもっと色々な種類があったのかどうか気になりますが・・。
今回はお試し用というか変わった券を使ってみたい用で買うので、とりあえず1000円券(90円と10円の組み合わせの方)を買うとします。
3000円を買うほどには神奈中バスには乗らないので・・というか、厚木に通ってる時に回数券の存在を知ってれば買ったのに
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こちらが私が買った1000円券の回数券
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/c4/2bc970b06dfb0db1819b0bfc4fe5f437.jpg)
こちらが中身。90円と10円の券が付いてます。
先日、聖蹟桜ヶ丘駅から鶴川駅行きのバスに乗る機会があったので早速この回数券を使ってみることに・・。
この路線は先払い区間式なので乗車時に下車地名を申告して精算するシステム。
「どちらまでですか?」
「回数券で鶴川駅まで」
「310円ですね」
「90円券3枚と10円券4枚を入れる・・」
という感じで・・・pasmoに較べると面倒といえば面倒ですが、まぁこれはこれで面白いかも??
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さてpasmoでバスに乗車した際に「バス利用特典サービス(バス特)」という割引サービスが適用されます。
対象となるとは主に首都圏1都3県内(一部静岡県なども含む)のpasmo利用可能の一般的な市街路線バス。
100円バスの類や高速バスなど単価が高い路線では「pasmoは使えるけどバス特の対象ではない」というケースも存在します。
またsuicaカードも対象ですが、それ以外の他の地域のICカードでの利用は対象外。
pasmoのバス特のシステムは複雑なので説明しづらいのですが・・
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http://www.tokyubus.co.jp/top/pasmo/service.html
こちらの東急バスのサイトがまぁ分かりやすいカナと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/27.gif)
(横浜市交通局のバス特サービス案内のページから引用)
http://www.city.yokohama.lg.jp/koutuu/kyoutuu/pasmo/bustoku.html
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/00/ea1ee72f96a792fd6d69532dce7ca3d6.jpg)
注意したいのは、このバスポイントはあくまで月間(1日~末日)単位だということ。
バスチケットに還元されなかったポイントは月末に消滅してしまいます。
月間のバス乗車金額が1000円の場合、この表どおり9.1%の割引率になりますが、仮に月間1500円乗車の場合は6.7%、月間1800円乗車の場合5.5%と割引率が下がってしまいます。
特にバスチケットが330円分付与される5000円到達直前の場合、例えば月間4800円乗車で終わらせるぐらいなら、不必要に1区間だけ乗るとか、極端に言えば前払いでお金払って乗って「すみません!急用思い出したのでいいです!」と発車前に降りるでもした方が、216円支払って(横浜の均一運賃の場合)330円分もらえるので、結局は得する。という歪な状態になっています。
ただ、一般の乗客が自分の持っているカードが「今どのくらいバスポイントが付いているかどうか確認」する術はないので、自分で履歴を確認して「バス特対象のバス乗車金額を集計」するしかありません。運賃箱に確認する機能があるという話も聞かないので、多分運転士に聞いても分からないと思います
このバス特の「月末リセット」のお陰で月末近くにバスチケットが付いたら、その後に月内に1000円バスに乗らなければ割引率はどんどん下がります。
これが旧の磁気バスカードに較べて大きなデメリット。
賢い人は月末近くは冒頭に紹介した回数券を使うなど工夫しているという話もあるようで・・。
私の場合「絶対バスに乗らないといけない」という事はあまりないので、バスカード廃止以降、月末近くにバスチケットが付いたらその後は乗らない。という選択をする事が増えましたね。
pasmo化前に首都圏1都3県のバスで通用していた共通バスカードは1000円券は1100円、5000円券は5850円利用可能でした。ぱっと見、バス特と同じ割引率のように見えますが、「月末リセット」のお陰で旧バスカードに較べると、割引率は下がってしまいました。
バスカードが廃止になる頃のweb上の書き込みでは「バス会社にとって5000円で850円の割引は負担が大きく、IC化で実質割引率を引き下げたかった」のような記述も見られました。
ただ本当にそうなのか??昨今の実例を見ていると、そうとも言えないのではないか??
という例も散見されます。
またまた長くなってきましたが、次回は後編としてその辺りの観点で見ていきたいと思います。
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<次回に続く>
2014/6/6 00:10(JST)