サメのサウザンは時々一人山に来て修業をしているのである
サウザン「ふぅ~俺っちは陸の世界でも師匠の教えを受け継いで強いサメにならないとな」
サウザン「おや??誰かいるぞ」
子サメ「陸の世界では海草に黄色いお花がさいているね」
「お腹が空いたなぁ」
サウザン「おい、おい。こんなところで他のサメに会うとはなぁ。君は誰だ?」
子サメ「あれ!?大きなサメさんだ」
サウザン「おおっと!人に名を尋ねる前にまずは自分から。だな」
「俺っちはホホジロザメの長老の元で修業をして、師匠からホホジロザメの名乗りを許された『サウザン』という者だ。よろしく頼むぞ」
子サメ「ぼくはサメだ!名前はまだない。この山で一人で暮らしてる」
サウザン「そうか・・陸にあがったのに家がないとは難儀な奴だなぁ・・まぁ、これを喰いな・・」
子サメ「ありがとう・・お腹が空いていたんだ。たくさん食べれるよ」
サウザン「・・・しゃぁないな、俺っちの家にくるか??ついてきな」
「まぁとりあえずそれを喰いな」
子サメ「ありがとう!!」
サウザン「まぁボスに事情を話せばなんとかなるかな・・」
子サメ「おにいたん!!」
サウザン「おいおい・・よしてくれよ。俺っちは天涯孤独な一匹ザメだぜ・・」
ということで山に行ったサウザンが子サメを連れて帰ってきたのだ
<次回に続く>
次回、子サメと菊ちゃんでひと騒動!?
2021/4/16 12:44(JST)