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4作目「十六中将」(敦盛)も、ヤスリがけ(サンドペーパー)の段階になりました。
これまでの反省として、ヤスリがけが不十分だと、胡粉を塗ると、陰影の変化として表れてしまう(目立ってしまう)ということがあります。彫刻刀の扱いからすると、サンドペーパーを扱うのは簡単ですが、意外に奥が深そうです。
一方、私はすぐに指に豆(水疱)を作ってしまいます。また、右小指が幼い頃の怪我の影響で、第3関節以外は曲げることができず、伸びっぱなしになってしまうのです。なので、ペーパーがけに夢中になっていると、小指の爪が面に当たって、思わぬ傷をつけてしまったりします。
ということで、特に細かいところにペーパーを掛けるときに、指に代わるなにか良いものがないかなと思っていました。調べてみると
こんなの
がありました。→商品サイトはこちら
どうやらベルト状のサンドペーパーをペン先部分に巻いて使うようです。ベルト状なので、使ったら少し巻き取る感じにすればまた新しい部分でヤスリがけができるというわけです。なるほど。
これにヒントを得て、車のシートのゴミ取り用に使っていた百均の刷毛の柄の先端を丸く削り、
そこに細く短冊状に切ったサンドペーパーを貼り付けてみました。(いつも使っているサンドペーパー裏面は粘着面になっています。)
早速使ってみました。
なかなかいい感じです。細かいところのヤスリがけも楽にできるようになりました。
あまりに楽なので、ついついかけ過ぎてしまいそうなので要注意です。
さらに良いことが。
ヤスリがけの道具としては、柄の部分だけあれば十分なのですが、刷毛も大活躍です。
ヤスリがけしたところは、木の粉が付着していますが、これを取り除くのに、刷毛がちょうどいいのです。
息を吹きかけたら、眼鏡にも粉がついてしまいます。これまでタオルで粉を取り除いていましたが、木のコンディションによっては、タオルの繊維(ループ)が、木のササクレなどにひっかかって、思わぬダメージを与えかねません。その点、この刷毛だと、安心して使え、ヤスリがけの具合もすぐに確認できてとても便利です。
(補足)今回使った刷毛の柄はさぜか先端が尖っていたので、丸く削る必要がありました。もしかすると、何もしなくても、サンドペーパーを貼り付けられるような丸い先端の柄の刷毛があるかもしれません。
(独り言)今回車用から転用したので、あとで車用の刷毛を補充しておかなくては…。
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