能面の面打ちでは、10種類以上の彫刻刀を使います。
購入時の彫刻刀には、頼りない塩ビのキャップが付いていました。ケースに入れているうちに取れてしまったり、思うように付けられなかったり、あるいは彫刻刀の刃で切れてしまったりとあまり使い勝手がいいものではありません。
そこでまたまた自作です。といっても、例によって自作ともいえないくらい、超簡単シンプル。
薄めの革の端切れを目的の彫刻刀の刃よりも若干幅の広い短冊形に切って、2つに折り、両サイドをホッチキス(ステープラー)で綴じて袋状にするだけです。このとき、2つに折ったときに下になる方を少し長く(1cm~2cm程度)しておきます(つまみしろ、ベロ)。実際使うときに、このベロをつまんでやると楽に取り付けることができます。(見出し画像だとわかりやすいです。)
カバー装着時の感触(きつい、ゆるい)はステープラーで綴じる位置で決まります。最初のうちは試行錯誤が必要かも。でも革だとステープラーもやり直しがきくので、気楽に作業できます。
(写真)これまで家にあった革の端切れを流用していましたが、形がまちまちだったり、使っているうちに彫刻刀の刃で切れてしまうものも出てきたのでレザークラフト材料店で薄手の皮革を買ってきました。(250円!)とりあえず4本分だけ作ってみました。いい感じです。革はまだまだ余っているので、当面補充には困らないでしょう。
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