盆休み期間中、岩手県立美術館に。お目当ては舟越保武の彫刻、特にダミアン神父。(フラッシュ、動画でなければ撮影可能ということを確認)
彼はブロンズのみならず、大理石や砂岩でも作品を残している。
(大理石)
(砂岩)
おかげで、それぞれの素材からくる表現の違いを比較することができた。大理石は、微妙な凹凸で、陰影のグラデーションが顕著に出てくる。リアルな人の顔を忠実に表現するには大理石なんだろうか。
そういえば、能面製作でも、彫りが終わって、塗りの下地に胡粉を塗り、サンドペーパーをかけると陰影が際立ってくる。サンドペーパーのかけかた次第で、陰影のグラデーションが変わる(コントロールできる)。ミクロン単位の凹凸の変化が影響するということになる。
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