能面教室第2作「中将」完成しました。
今回も仕上げの彩色は、先生の手によるものです。髪の毛は面相筆で1本ずつ描いたものです。先生の筆は京都の職人に特注で作らせたもので、毛の材質はテンの毛だそうです。私はいつになったら面相筆を使えるようになるんだろうか、まだまだ先のような気がします。
中将のモデルになったのは、歌人在原業平だそうです。在原業平は、光源氏のモデルの一人だとのこと。能舞台では、貴族化した武士である平家の公達の亡霊の役として登場します。
面打ちの最中(彫っている最中)に、どのような表情にしていくか、本当は見当をつけながら作業すべきなのでしょうが、まだまだそこまで余裕はありません。
でも、第1作のときよりも、自分でできる範囲が少し広がったように思います。
次回からは、第3作「増女」です。
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