今年の元日、(※発生が午後4時過ぎですので、「元旦」ではありませんね。NHKのアナウンサーは、元日と元旦の違いが分かっていませんでした)、能登半島で起きた震度7の大地震。
上の写真は、能登半島の付け根に位置するある墓地です。撮影は5月中旬。
墓地を管理しているお寺の住職さんによりますと、「(倒壊したは墓の)ご子孫の方は北関東に住んでいて、連絡は取れた。が、墓の状態について伝えたら、“もういいです”との返事だった」と。
この地との縁が切れて何十年にもなるのだとか…。
墓石の下に収めてある骨壺が、雨風に当たらないように、お寺でブルーシートをかけたのだそうだ。 倒れた墓を「このままにしておいていいのかどうか…。判断が難しいが、いずれ無縁仏になるのは間違いないだろう…」と、身長182センチの住職は、消え入りそうな声でつぶやいていました。
(了)