写真は、能登半島地震で壊れた家。このあたりは古い民家が多く、こうした青いシートがいくつか目に付きました。
この町に来ると、東京の神宮前にある現代アートの美術館を思い出します。
昭和の時代。母方の親戚の女性が「こんな田舎にいても仕方ない」と、東京に生活拠点を移し、その美術館を立ち上げました。それも一人で。
その美術館で、何年か前に開催された庭師、重森三玲(しげもり・みれい)に関する展示会。その時の冊子にはこうありました。
「隠されている実体、それを知ることが極意であって、この隠され覆われているもののない限り、美はない…。秘され、隠されている実体」と。うーむ。