(ある寺の銀杏)
「林麗というのは、どんな女だ。美人なのか」
「少し美人です」
「少しって、どのくらいだ」
「ほんの少しです」
思想的なものは何もない平凡な女だった。
(『軍旗はためく下に』結城昌治著)
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この夏は雨が極めて少なく、連日、強い太陽の光を浴びながら庭木剪定をやりました。
仕事を終えたある夕方、コンビニに立ち寄りました。アイスコーヒーの代金を支払った際、レジで大学生風の男子店員に言われました。
「お客さんの手首、腕時計の跡がキレイ…」と。
そう言われて左手首に目をやると、なるほど日焼け跡の濃淡。「キレイ」という表現にややひっかかりましたが…。
作業衣と手袋の間は、肌が露出しないよういつも手首カバーを付けています。枝や剪定ハサミで傷付けたり、かぶれたりする恐れがあるからです。
このため手首周辺の肌は普段は隠れているのですが、もし手首カバーをしなければ、腕時計の下とその周辺の濃淡はよりはっきりし、もっと「キレイ」に見えたはずです。 以上
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