(人の顔を思わせるヒイラギの枝)
庭木剪定を一緒にやっている同僚(70代の男性Kさん)が、町の芸能祭りで詩吟を披露するというので、見に行ってきました。
筆者が住んでいるこの町は、詩吟、箏曲、能楽などを楽しむ人が多いのです。なぜ、こうした芸能が盛んなのかは分かりませんが、K氏が所属している詩吟の会では、大手レコード会社からデビューした人も複数いるそうです。
実はKさんの父親は若いころ、浪曲師として身を立てるつもりだったとのことで、あの三波春夫とともに活動していたとのこと。戦前、戦後と浪曲界ではそこそこ知られるようになっていたのですが、結婚のあたって相手方の母親から「浪曲師なんて…。そんな人との結婚は絶対認められない」と猛反対され、浪曲からは脚を洗い、地元の会社に勤務,以降は平凡なサラリーマン兼農業の人生を歩き、60代前半で亡くなったのだそうです。
もし浪曲師を続けていればと…、というのは人生、誰にでもあることかと思います。
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それはさておき、見に行った芸能祭で、ギターを弾き語りする70代の男性コンビが、『遠い世界に』(作詞・作曲は西岡たかし)を披露しました。1969年リリースされた懐かしいフィークソングです。
このブログのタイトルに「〽これが日本だ、私の国だ」と記していますが、このフレーズは『遠い世界に』から借りたものです。
余談ですが、筆者が1970年代に大阪で勤務していた時、同僚が住んでいたマンションの部屋は、この歌を作詞・作曲した西岡たかしが住んでいたそうです。 <続く>
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