ここ北陸地方では12月中旬になると雪が降り出します。
シルバーの雪吊り・雪囲い作業は、依頼を受けた家については、雨だろうが雪だろうが合羽を着てでもこなさねばなりません。先週はほぼ連日、小雨や霰(あられ)が降りましたので、上下とも雨具、防寒手袋をはめて午前8時から夕方4時過ぎまでやりました。幸いにもそれほど冷えなかったので助かりましたが。
寒波が早くやってきた数年前には、手がかじかむと縄が結べなくなるため、お湯を入れたバケツに手を突っ込みながらやったそうです。皆さん70代から80代のお年寄りたちです。なんとも気の毒というしかありません。寒さ手当などないのです。
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上の写真は、まとまった雪が降った次の日の朝、とある会社経営者宅のコンクリート塀に残っていた雪です。
この雪模様を見ていてふと、オリーブの葉をくわえた鳩のデザインで有名な煙草「ピース」の箱を思い浮かべました。米国の工業デザイナー、レイモンド・ローウエイが、ノアの箱船をヒントに平和の象徴として描いた作品です。しゃれたデザインは人気を集め、売上増に大きく貢献したそうです。
しかし、平和はいつも長続きしないもののようです。雪のピース模様も、外の気温が上がるにつれ少しずつ形を崩し、30分ほど後に見たらもう鳩の形はしていませんでした。……雪も平和も淡いのです。
以上
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