先日TVで幼児がんのドキュメントをやっていまして、高知県在住の8歳になる少女の闘病ドキュメントでした。
3歳のときに腎臓がんを発症、この病では5年生存率はゼロというデータしか無いのでした。
3歳の少女が胸の上部にプラステイックの抗がん剤注入管を挿入され裸で横たわっているそばで母親が手を握って励ますのですが、その子はその母の手を握り締めて母親に「何処にも行かんといて、おしっこも行かんといて」と泣きながら叫ぶのです。
3歳の少女にしてみればこれほど寂しくて、痛くて、もうすぐ死ぬかもしれないという恐怖の極限状態は無いでしょう、余りにも残酷で知らないうちに僕も涙が溢れてきたんですよ!
生まれてすぐにこのような大病にみまわれて神も仏も無いものかと~。
余りに可愛そうで! 最近はどうも涙腺が弱くなったみたいです
僕も5歳の時に虫歯をこじらせてあごの切開手術を受けた時も麻酔が効くまで今は亡き母に同じような事を言ったのを覚えてますねー、(病気の程度が違うって?そうですねー(笑))
そして一応患部の切除と抗がん剤投与で小康状態を~。
それから5年後、その子がTVで”よさこいソーラン祭り”を見て両親に無理を言って8歳で参加するんです、毎日の抗がん剤投与の合間に厳しい練習を乗り越えて暑い本番の3日間の大会で倒れそうになりながらも踊りぬき所属チームが優勝するんです!
まるでドラマです、思わず拍手でしたねー。
大体がこういうドキュメントの場合の帰結は亡くなることが多いんですが、再発も無く幸せそうな家族で終わるんです。 よかったー!
このご家族を5年間にわたって追い続けてきたTVスタッフにも頭が下がりますが、ご両親の治療費のやりくりもいかばかりかと余計な心配をしてましたねー。
せめてがん保険だけは入っておきましょうよ!