石工房吉田 珈琲石臼体験所

珈琲用石臼製作 珈琲用石臼を使った珈琲の体験所 熊本県天草市下浦町

以前コーヒー石臼を買って頂いた阿蘇の蕎麦屋さん[馬方そば屋]さんを訪ねました

2016-07-22 | 珈琲臼開発過程
今年の2月頃に天草の工房に来られて、店舗向けの黒御影のコーヒー石臼を買って頂きました。
いずれは訪ねようと思いながら、、、熊本地震の影響で国道57号が阿蘇大橋付近で通行出来なくなりそのままになっていました。
今回娘が京都から帰省したのを期に訪ねてみました。
ルートは大津町から迂回路のミルクロードに入り、カーブだらけの山道を進みます。
対向する大津町への帰り道は大渋滞で、「帰りは違う道ば通らんばねー」と話ながら阿蘇の赤水駅を目指します。
赤水駅近くで国道57号線にぶつかり、三差路を左へ曲がりそこまでは予定通りですが、詳しいお店の情報はGoogleのストリートビューで見た看板と「馬方そば」の名前だけ。
道路の沿線を注意しながら進む事数分、、、「あった」、、「多分あったばい」、、10メートル程通り過ぎてから車を停止。
震災の影響で国道を走る車が異常に少ないため、「よか、よか、そんままさがろい」とバックして目的地の前に無事到着。
で、、「車は、こけ置かんばんとや?」とつい言ってしまった程、駐車場は夏草がボウボウ。
駐車場の形が適当で、家内の軽自動車が収まりそうな凹み?に最初に家内と娘を降ろして(凹みに駐車した後からは降りられないと判断)夏草を踏み付けながら駐車完了。
店内入口はすぐ判りますが、奥は細い。先頭で入るもその先が左に曲がり、段がありその先の入口へと到着するも扉の開け方が分からずに「そこを引いて」と娘に指摘されようやく店内へ。
テーブルを指示されて「水はそこにありますから」と説明を受けましたが、グラスも水もどこにあるのか分からずオロオロしていると、近くのテーブルでお食事中の方が、見かねて「そこにありますよ」と、、、。
ここで店内を見回して、「ほーーーー」。
今回、店内の写真を撮り忘れましたがコーヒーがすごい。
焙煎した豆の瓶が並び、水だしコーヒーの器具、プレスコーヒーの器具、ガス式のコーヒー豆の焙煎機が2台、もちろん中心には私が制作した黒のコーヒー臼が置いてあります。
確かにここはそば屋さんであり、今年の2月にご主人が来社された時の話では「コーヒーの事は何も分からんとです」と言われたはずが、店内は凄い事になっています。
とりあえず、十割そば、更科そば、高菜飯をランチで注文し待っていると、ちょうどご主人が近くを通りかかられたので挨拶。
詳しく話を伺うと、コーヒー臼を買ったあと、「どうせやるなら、ちゃんとやろう」と息子さんと東京にコーヒーに付いての勉強に行かれたそうで、店内の器具もそれから用意されたそうです。

いよいよ目当ての「十割そば」、今までに食べたことの無い「そばの味と歯ごたえ」、家内の「更科そば」も見事な色とツヤで始めて本物を食べた感じに感動していると、、ランチの茶わん蒸しと高菜飯と他いろいろが出てきて、、この時点で正直安すぎるランチだと思います。
食べ終わると小さな「コーヒーゼリー」と」「水だしコーヒー」がさらに運ばれて来ます。
このランチに付属の「水だしコーヒー」がとんでもないコーヒーでびっくり。
言葉で表現すると「正にフルーティーなコーヒー」コーヒーの概念が崩れます。
天草人の私の口からフルーティーとはおかしかですが、コーヒーの中に果物の味がする苦みの少ないそれは、ここ十年コーヒーにこだわって来た私ですが始めてでした。

帰りに同じ豆を買って帰ろうと息子さんにお願いしたとですが、店舗には置いて無いとの事で非常に残念でした。

阿蘇に行かれる機会があったなら、必ずこのお店に立ち寄られる事をお勧めします。
蕎麦に真面目なご主人と絶品の水だしコーヒーを提供してくれる息子さんがおられます。



国道沿いのこの看板が目印になりますが、ほぼ見落とします。
十分注意しながら捜し当てて下さい。


なお帰り道は、ミルクロードの頂上で菊地方面へ直進したら、とんでもない山道で対向車も全く無く「菊地方面」の看板を頼りにひたすら走り、何処をどう走ったのかはわかりませんが最後は菊地より熊本市内よりの旭志に降りて来ました。
途中何度も不安になりましたが、少なくとも渋滞には合わなかったのは幸いでした。


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