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石工房吉田 珈琲石臼体験所

珈琲用石臼製作 珈琲用石臼を使った珈琲の体験所 熊本県天草市下浦町

日田旅行と小鹿田焼

2016-09-30 | 珈琲臼開発過程
30年数年前に事前知識も何も全くなく、通りかかった国道の看板を見てたまたま尋ねた「小鹿田焼」
当時は確か川沿いの細い道を上へ上へとかなりの山奥の里と言った雰囲気だったと思います。
せっかくなので記念にと大皿を一枚買いました。

これが30数年前に買って来た直径1尺(30センチ)の大皿です。
結構気に入って大事に今日まで使い続けております。
中心近くにポツッと小さな付着物が焼ついていて、多分その関係で掘り出し物的に安かったので買えたのだと思います。



裏にはひらがなの刻印があります。



で、去年の1月の末に娘の帰郷に合わせて「日田市」に旅行に行った際に思い出してあらためて訪ねてみました。


1月末の平日だったのですが、、、、誰もおらん。




とうとう帰るまで、観光客は私達家族三人でしたが、大皿を買いました。
大きい方が直径9寸(27㎝)小さい方が8寸(24センチ)です。
少し変形しているので、かなり安かったです。勝手に見て回り「御用の方はインターホンを押して下さい」とあるので、買いたい品があったらボタンを押します。
すると土まみれの手をタオルで拭きながら窯のご主人が走って来られて、新聞紙に包んで下さるシステムです。



こちらは漢字の刻印があります。


で、、、、、、
珈琲カップがどうしても欲しくて、今回も娘の帰郷に合わせて2泊三日で日田市の豆田町に行って来ました。

去年もお世話になった「豆田町」の「ホテル風早」さんに今回も連泊をお願いしました。



昼ご飯は豆田町のホテルからすぐ近くの「ひつまぶし」を食べました。

豆田町の造り酒屋の前にあった、私ごのみのカフェ


今回も「おんたの里」まで行ったとですが、前回と同じく観光客は私達のみで静かなものでした。
非常に残念だったのは、今回の旅行の目的だった「珈琲カップ」が全く無かった事。
全体的に各窯元に展示してある商品が極端に少なく、産地まで行った苦労が、、、、、正直ガッカリしました。

タイトルの写真のカップは豆田の町まで帰って来て、1軒だけあった専門店で買い揃えた品です。
全部で1万円程だったと思いますが、1点当たりは1300円とかで陶器としては非常に安いと思います。

その店の奥さんに伺ったところによると、「おんた焼」も有名になり関東方面の注文品の製作が多くなり、地元で長い付き合いの自分たちも昔の様にはいかないとのお話でした。

実直な物作りをひたすら続けて来られて、全国的に有名になられる事は素晴らしいと思います。我工房もいつの日にか有名になりたいと思いますが、、、、
ただ、今回3度訪ねてみて、3度目に何か非常に寂しいものを感じました。

その場所、その工房に行かないと手に入らない物を求める心、そんなものも片方に考えながらと言うのは無理なんでしょう。

我「石工房」は遠い将来どんなに有名になっても、この気持ちを忘れないようにしよう。と今回の旅行で堅く心に誓いました。

(遠い将来、全国的に有名になると私は信じております。)


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