石工房吉田 珈琲石臼体験所

珈琲用石臼製作 珈琲用石臼を使った珈琲の体験所 熊本県天草市下浦町

小型茶臼の制作に入りました

2016-07-06 | 珈琲臼開発過程
最近、梅雨の合間のみかん畑の作業が暑い。
今の作業は小さな実を間引いて、実の数を減らし残った実を大きく育てる「適果」と言う事をするとですが、一年のうちでもっとも苦労する作業です。
みかんの木に付いている小さな実をくまなく選別し基準は「葉っぱ100枚に対して実1つ」とするとですが、葉っぱの裏に隠れとって見落としたりで、通常は時期を置いて3回程巡回しますが、なにせ地味な作業が続きます。
この時「熱中症」対策で水分を持って行くとですが、某スポーツ飲料も飽きてしまい、かと言って「氷水」もそんなには飲めん。
で、、、「粉茶」(抹茶)ジュースを思いだし、今回自分のために何年かぶりに抹茶臼を作りました。

大きさは通常のコーヒー石臼と同じすり合わせ面15センチですが、目立てはお茶専用に非常に浅く立ててあります。
とにかく一応の目立てが終わった状態です。




一度目の試験挽きですが、こがん状態です。



大体は挽けとるように見えますが目の状態を確認するために、表面の粉茶をエアーで吹き飛ばして確認します。



最初は下臼から、なるべく上臼と下臼が均一に接触するように少し手直しをします。



また挽いてみます。



この段階で、上臼を同じように修正します。
下臼の修正→試験挽き→上臼の修正→試験挽き→結果の判断、この工程の繰り返し。
何度かこの作業を繰り返しますが、3度目くらいで最後は「よかろー」となります。



ひと通りに制作が終わった状態です。



ここから自宅に持ち込んで「量産?」の確認作業があります。
あくまで試験挽きでは問題は無くても、日常の使用で不具合が出る事がたまにあるのですべての製品に対して行っています。

問題なく販売出来るかどうかは次回になります。


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