前回の日記から14時間後に、まさかあのような事態が起こるとは。
10日が経ちましたが、ここまで長く、長く感じました。
明日からはまたやるべきことに邁進できるように、
自分のおもいを書き留めておきたいと思います。
あの日は午前中に、マドレボニータ事務局スタッフの
ハラマリさん宅を訪問し、生後まもない赤ちゃんに癒されつつ
沐浴やお掃除のヘルプを。
帰宅し事務局業務を行っていたところまさかの大きい揺れ。
子どもはすぐお迎えに行きましたが、夫は歩いて帰宅すると…。
固定電話がない我が家、もちろん携帯も通じず
役立ったのがTwitter。私と夫のやりとりを見た、
夫の会社から我が家までのルートの途中に住んでいる皆さんが
サポートの申し出をしてくれました。
結局、途中でマドレボニータ代表のマコさんの自転車をお借りしてぶじ帰宅。
携帯もメールも途中から繋がらなくなった、京都旅行帰りの義父母は
都内の小学校で一夜を明かしたとのこと。
いざというときの連絡手段の確保が大事と、あらためて実感。
我が家もSkype、Tangoをさっそくインストール。
翌日土曜には来客の予定が。
交通網も不安が残るなか、定刻通り来てくださった皆さんにビックリしつつも
こういうときこそ、経験談もたわいない話も人とシェアできることの
ありがたみをかみ締める。
そしてこの日、月曜の「NECワーキングマザーサミット」の中止(延期)が決定。
今月は、このサミットとライブが大きな柱だったので、本当に残念だけど
かならず延期して開催したい…!
そして先週一週間は、
ただでさえ幼稚園の卒園式や終業式で変則的なスケジュールの中、
計画停電の準備、余震の恐怖…など、目に見えない緊張と
戦う日々でした。
3/21のライブも、出演辞退を決定。
不安な気持ちや、この現実に対し何もできない無力感も押し寄せたけれど
それを押し込めようとせず、必死に認め、受け入れ、
緩和する方法を探す…ということを、夢中で行っていたのかもしれない。
たいしたことをしていないのにやたら毎日眠くて、いくらでも眠れる気がした。
(こちらのブログが、ほんとうに参考になりました)
水曜日、自宅での勤務を再開したものの、
揺れを感じては動揺し、地震のことが思い出されてなかなか思うように進まない…。
これはまずいと、翌日のマドレボニータ産後クラスに飛び入り参加。
(マコさんのTwitterより)
脳と身体のこわばり具合…すごかった!
エクササイズの動きをすぐに理解できず、アタマに「?」マークが何度も点灯(笑)
緊張から、肋骨・わき腹の辺りも凝り固まりがちだそうで、
骨盤を左右に動かすことが全然出来ずにビックリ!
このような事態にもクラスに駆けつけてくださった受講者のみなさんが
「このクラスがあってほんとうに良かった」とおっしゃるのをお聞きしたり、
私自身も自分の人生で「やること、必要なこと、必要でないこと」を言葉にし、
人に話すことで、やっと気持ちを整理することができた気がする。
(24日に吉祥寺でショートレッスンもありますよ★)
この震災でまっさきに思ったこと。
いま自分の身にもしものことがあったとしても、
自分が本当に大切で意味があると思うことを
仕事に出来ている今の人生に悔いは無い。
もちろん、家族がいること、趣味があることも。
この気持ちを忘れないことが、自分なりの学びなのだと思う。
今日は久しぶりのゴスペルレッスン。
みんなで集って歌えることってすごいことなんだ…と、感じずにはいられない。
もう以前の日々には、戻れるようで戻れないけれど、
変わらず、いや更に、自分に与えられたresourceを
出し惜しみせずに新しい日々を過ごして行きたい。
最後の文章、本当にそうだなぁ~と思いながら読みました。
スタジオに着いても、ちゃんと歌えるのか不安だったよ。あの地震以来、何かがすっかり変わってしまった気がする。失ったものもあるような気がするし、改めて気付いたことも、あるかな。どの道を進んだとしても、その全てがいい方向へ向かって行きますように。
ぶっかけの小。=麻里です。
もう戻れないって複雑な気持ち、
思えば母になるときも思ったこと。
きっと乗り超えられるよね。