先月は、私が事務局スタッフとしてはたらいている
マドレボニータの産後のボディケア&フィットネス教室吉祥寺クラスに
双子の母が参加されました。
私は介助ボランティアとして参加。
2011年の3月にマドレ基金での受講サポートが始まってから、
何度か双子の母のサポートを担当してきましたが、
今回は、久々に1ヶ月まるまるサポートさせていただくことに。
マドレ基金とは…
ひとり親、多胎の母、障がいをもつ児の母、
低体重出生児や早産児の母、10代の母、東日本大震災で被災した母を
産後のボディケア&フィットネス教室に招待し(受講料の半額~全額を補助)、
子育てに必要な体力と、地域で子育てする仲間を得るためのサポートをする仕組みです。
財源は寄付でまかなっています。
2011年3月から開始して2年が経ち、基金での受講回数は100回を超えました!
そして、介助ボランティアとは…
マドレ基金を利用して教室を受講される双子の母のサポートをするボランティア。
単身で参加し、双子のお子さんのうちどちらかをクラスの間サポートしながら
エクササイズやワークなど、プログラムも一緒に味わっていただけます。
可能であれば行き帰りや、ランチを食べに行ったりもご一緒します。
こちらのニューズレターもご覧ください。つたない4コマ漫画でご説明しています!
オムツ替えもいっしょに★
双子の母「ぶーちゃん」のお住まいは、我が家と吉祥寺のスタジオの中間。
電車を使わず歩いて通える距離だったので
私も自転車を置かせてもらい、一緒に通いました。
なんとか4回とも行き帰りに雨は降らず、
風が強くてベビーカーはやめて抱っこの日もありましたが
毎回の行き帰りも、色々なおしゃべりができて楽しかったです★
介助ボランティアは、赤ちゃんのお世話をしつつも参加者として
エクササイズや、コミュニケーションワーク(シェアリング)に取り組みます。
マドレボニータの産後クラスは、出産でダメージを受けた心身を
4週かけてリハビリしていくプログラムなのですが、
ほんとうに、毎週通うごとに体力がついてくるのを実感できるし、
エクササイズの最後に行う腹筋運動も楽になってくるのです。
毎回、2つ目のプログラムとして行うシェアリングも、
「人生」「仕事」「パートナーシップ」と一見重たいテーマなのですが、
なぜ重たく感じるかというと、向き合うのに結構エネルギーがいるからですよね。
エクササイズでカラダが元気になってきて、ハラに力がついてくるからこそ、
こういったテーマにも腹をくくって向き合うことができる…。
産後からすこし離れた私も、介助ボランティアしながら、
あらためてプログラムを満喫できるのがうれしいところです!
WEBの取材が入った週もありました!
ぶーちゃんは、季節の変わり目ながらも4回元気にご参加くださり、
シェアリングをご自宅でもパートナーと行ってみたり…と、
プログラムを毎回じっくり味わってくださって本当に良かったです。
ぶーちゃんのご感想を一部ご紹介させていただきます。
ひとりで抱えるのではなく、そばに誰かいてくれることで、
こんなにも心が軽くなるんだなぁと実感しています。
初めての教室で、他の参加者の方々と赤ちゃんがいっぱいいて、
楽しい会話ができて、明るい先生達がいて、
意識はしていませんでしたが、こういうのに飢えていたんだ!と気がつきました。
足が遠のいていた交流の場に来れたことが、自分にとってはなにより嬉しい事でした。
ぶーちゃん親子とマコ代表と一緒に★
産後はほぼだれでも、「会話」や「仲間」に飢えて孤独を味わう経験が
あると思いますが、 外出もままならない状況だったりすればなおさら…。
でも、今回私がボランティアとして参加させていただいたように、
周りの人が少しだけ何かを差し出すことで、安心感や勇気を持ってもらうことが
できると実感しています。(しかも、差し出すと言いつつ受け取るものばかり!)
マドレボニータの産後プログラムは、癒しやリフレッシュだけではなく
母になって、これからの人生を歩くためのエネルギーを自分でつくりだす場。
だからこそ、双子の母や障がいのある児の母、ひとり親などにも
ためらうことなく来ていただくための仕組みづくり、場づくりを
これからも考え続けていきたいと思っています。
(財政面での基盤づくりも…ぜひご協力をお願いします>>マドレ基金のページへ )
最終回の日は念願のランチにも行きました★
私の膝の上で寝てしまった赤ちゃん…か、可愛い。
吉祥寺クラス3月コースのみなさん、ありがとうございました!