先週から、朝晩の「ご挨拶」をする人が増えました。
今までは、幼い頃から「神様」と崇めてきた父方の祖父と、亡くなって9年が経つ母だけでしたが。
今月20日。亭主ドノのお父さんが亡くなり、葬儀を終え、祖父と母の隣に仲間入り(?)しています。
ガンが見つかったのが1年前。様子を見に亭主ドノと二人で大阪に里帰りした時は、まだまだ元気だったのに。
亡くなる2日前に「危篤」の知らせが入り、亭主ドノだけが急遽大阪に行き、私はワンコたちと自宅待機。
結局私は1年前に会えたのが最後になったけど、亭主ドノが最期を看取る事ができたのが救い。
家族だけの小さな静かな葬儀の日に、やっと見た義父の顔は、ものすごく痩せこけていたけど安らかで。
抗がん剤治療で随分と痛い思いをして苦しんでいた事を聞くと、解放されてよかったかなと。
葬儀、火葬前、火葬後のお骨ひろい。何度も泣いたので、目は腫れるし、酸欠で偏頭痛になるし、苦しいったら。
葬儀の前夜に大阪入り、葬儀の翌朝には大阪を発ったので、ドタバタ慌ただしく過ぎた数日間でした。
骨壷におさまらなかった骨は、大阪市内の瓜破霊園に行くという話を火葬場で聞き。
うちのお母さんの骨もそこに行ったから「どうもお久しぶり」とか話せてるかもねー、なんて事を思って泣き笑い。
どんなに年を食っても、何度も経験を積んできても、大事な人の死はやっぱり悲しいし、つらいものです。
義父は北海道に来た事がなく。骨だけしか連れて来れなくてごめんなさい…と思いながら、朝晩手を合わせています。
雪の便りも届き、あっという間に終わろうとしている北海道の秋。
わずか2か月の間に、地震や台風が起こって、停電や断水で毎日苦労して、やっと日常が戻った頃に義父が亡くなり。
8月までは穏やかに過ごしていたはずなのに、「今年は色々あったなぁ」と、たびたび亭主ドノと振り返っています。
色々あったのは、この秋のたった2か月の間だけなのにねぇ。
また長い冬がはじまるけど、どうか穏やかに過ぎて、春を迎えられますように。
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