北海道暮らし、はじめました。(旧:東京Diary)

サラブレッドと美味しいモノが集まる北海道が大好きなあまりに、
移住してしまった大阪人の送る北海道生活です。

ヒグマが近くにいる

2021-07-18 | 北海道暮らし
この土日。私たちは生まれて初めてヒグマの足跡を見ました。こんなにも普通に近所の道路を歩いているとは…。

連日30度超えの北海道。夕方になってもなかなか気温が下がらず、ワンコたちとの散歩も極力日陰を歩くようにしていて。

普段の散歩コースよりも日陰の多い道を選んだのですが、住宅街から離れているので、シカやキツネが当たり前のように出る道で。

ヒグマも出るという話を聞いてはいたのですが。とはいえ、車も人も普通に通る道なので、あまり気にせず歩いていました。

初めて通る道というわけでもなく、散歩で何度も歩いた事があったので、昨日(土曜)も「こっちの道は涼しいね〜」とか言いながら歩いていたら。

道路を横断するように点々と残されていたヒグマの足跡を見てしまい。怖くなってそそくさとUターン。

そうなんや、出るんや。だって、こんな普通の道路よ。でも足跡が点々と残っているのは、紛れもなくヒグマが出た証。


そして今日(日曜)。昨日よりもさらに日中の気温が高かったので、危ないかも知れないけど日陰の道を選びたい。

熊鈴を鳴らしながら、昨日と同じ道を歩いていると。昨日見つけた足跡よりも手前の位置で、足跡を発見。

昨日はとっさの事で足跡の写真しか撮れなかったけど、今日は周囲を確認しながら、比較対象を含めて撮ってみた。


私の靴が23.5cm。とほぼ同じか少し大きめの足跡。横幅もデカい。大人のオスだろうか。

何この横幅のデカさ。これにさらに爪が付いてんのよ。こんなんに殴られたら…ひとたまりもないぜ。

写真を撮ったらそそくさとUターン。もうだめだ、涼しいからってこの道はもう歩けない。

今年は北海道内あちこちで、ヒグマによる人的被害が相次いでいて死者も出ています。って話をニュースで見たばかりで。

記憶に新しいのは、福島町で見つかった高齢女性の遺体にヒグマの食い荒らした痕跡が見つかったという話。

遺体に土などをかぶせるのは自分のものだというヒグマのアピール、というゴールデンカムイで読んだ話が現実に起こった。

ヒグマが人を襲うのは自分の身を守るためで、人を食べる事は滅多にない、と聞いていたのに。

アシリパさんのように弓矢やマキリを持っていない丸腰の私たちは、自分からヒグマの生息域に近づかない事でしか自分を守れない。

足跡を見つけた以上、この道をノコノコ歩いてはいけないんだ。そして自分たちの生息域にもヒグマを近づけないようにしないと。

この時期になるとよく、ヒグマを見つけた北海道外からの観光客が車から食べ物を投げ与える…という非常識なニュースを見るけど。

頼むからやめてくれ。あんたらはヒグマに食べ物を与えて運よくヒグマの食事シーンを撮影できたら満足して帰ってくんだろうが。

味をしめたヒグマと闘うのは住民、北海道民なんだぜ。それで駆逐されたりするんだぜ。住民もヒグマも大迷惑だっつーの。

ヒグマの存在を身近に感じて、自分たちを守るためのヒグマ対策を真剣に考えた週末でした。

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