はじめまして
ここから団員の翼と申します
おもに裏方の仕事をしています。
(最近はほとんど出現しないもんで量子的な存在といわれそうですが・・・・)
さて、本題に入ります
(この記事は掲示板の記事を転載しました)
三宮から阪神電車で10分ほど、石屋川駅付近にに「灘五郷」と呼ばれる日本酒のメッカが存在します。
今回会場となった神戸酒心館は、酒蔵を改造して、ホールとした施設を中心に、食事や買い物を楽しめる施設です。
今回公演を行う「太鼓集団 輪田鼓(わだつみ)」は1989年創立の、和太鼓を初めとした民俗伝統芸能で表現活動を行っている集団です。
ここまででは「酒蔵?和太鼓??」「劇団は何か関係あるの??」と思われる方も多いと思います
今回の輪田鼓さんの公演では、太鼓の他にも舞踊や民謡、しの笛、二胡の演奏という盛りだくさんの内容です。
そして、ここからが重要なのですが
この公演は「大輪田國風土記」と呼ばれる書物を元に進んでいきます。
進行役として、この風土記の語り部のおばばの役を
当劇団の「京ちゃん」こと冨田京子女史が演じていたのです。
さて当日は寒さも和らいで・・・と思い石屋川駅から会場の酒蔵へ向かったところ、立ち見が出るほどの観客の多さ。「入れるかな?」と不安を感じつつもなんとか最後部に入り込みました。
さて、公演はというと、大迫力の和太鼓に舞神楽、民謡や舞踊、そして二胡の見事な演奏の組み合わせに酔いしれました。また和太鼓の演奏だけでなく、パ フォーマンスもやってのけ、今までの和太鼓のイメージと違う表現に驚き、そして楽しませていただきました。(余談ですが後ろだったのと、照明さんの近く だったのでできるだけ姿勢を下げていたので、所々しか見られず残念でした)
さて、この公演の狂言回しであるおばば役の京ちゃんですが、見事なほどに笑いを取り、時には静かに昔を語り、私を含む観客の方々を「大輪田國風土記」の世界へと誘っていました。
今回、和太鼓集団の表現という、今まで見たことのないパフォーマンスを見たことと、和太鼓にとどまらず民謡や踊り、二胡、演劇などとのコンビネーションは非常に新鮮に感じました。
そして、この神戸の地で紡がれてきた物語の一端に触れることができ、非常に有意義に過ごせました。
京ちゃん、戸野本さん、輪田鼓をはじめとした演奏家の皆さん、本当にありがとうございました、そしてお疲れ様でした。
以上、時々ですが、書かせていただきますので、そのときはよろしくお願いします。