軽トラ北海道旅行記-2

「初車中泊」

８月３０日（日）６時００分　起床　「しれとこ」船中
揺れる、揺れる！
大げさに言うと立っていられないほど、手摺りに掴まりながら自販機コーナーがあるホールに行き、持参のドリップバッグコーヒーを煎れ窓際の席で書き物を始めると頭がグラグラしてきました。さらに頭痛がひどくなり気分がすぐれません、どうやら軽い船酔い状態のようです。取り敢えず洗顔を済ませベッドに戻り、パンを飲み物で流し込んでから酔い止めの薬（アネロン「ニスキャップ」）を飲みました。あまり船には強くないので昨年のフェリー乗船時に買って置いたのが残っていました。（これ結構効きます。）出港前に飲んでおけば良かったんでしょうが、船酔いしてからですからどうにも、仕方ないのでベッドに潜り込んでやり過ごそうと思います。


「船窓から」1

(バナーをポッチンとクリックして頂くとブログランキングが表示されます。現在「茨城」9位、「生き方」3位あたりで～す。緑と青のバナーを１日１回クリックして頂くと順位に反映されますので、宜しくお願いしま～す。)

寝たり起きたりしながら５～６時間ベッドで過ごしました。昼近くになると薬が効いたのか天気が少し回復してきて揺れが収まってきたせいなのか判りませんが、体調も良くなってきましたので船内を散策することにしました。


「ホール」


この船は非常にシンプルかつ機能的に作られています。客室以外の主な大きな設備はこの「ホール」と「展望ラウンジ」それと「浴室」ぐらいです。レストランはありません。
ホールには飲み物、軽食の自動販売機、湯沸かし器、割りばし、スプーン、フォークが取り揃えてありまして、まぁ、私にはこの程度の設備で十分ですねぇ。

さんふらわ「しれとこ」
11,410トン、全長190m、幅26.4m、出力39,600馬力、航海速力25ノット
旅客定員154名。車両積載数：トラック160台・乗用車62台


「展望ラウンジ」


靴を脱いでラウンジに入ってみると２～３人がテレビを見ていました。船首方向を見ると舳が４～５ｍ上下していてまだうねりが残っているようで、眺めていると気持ち悪くなってきそうなんで早々に撤退です。食欲はあまりないんですが食べないとこの先がありますので、ホールでカップ麺を作り空いていた窓際の席に座り食べることにしました。

船は太平洋岸に沿って北上して行きますがどうやら北の方が天気が良いみたいで、北上するごとに天気が回復してきました。なんとそのうちに少し雲が取れ薄日も差してきました。ラッキー!
天気も良くなってきましたのでデッキに出てみると、甲板は少し濡れていましたが風はだいぶ収まってきていました。


「船尾方向」


陸の方向（宮城県か岩手県沖あたり？）はまだかすんで何も見えません。


「海面」


そうそうこいつ（救命ボート）を確認しておかなかければ、先日火事を起こした「だいせつ」はこの「しれとこ」と同型船ですから。まぁ、そんなに心配はしていませんが。


「救命ボート」


ふらふら散策しているうちにさらにドンドン天気が回復してきましたので、展望ラウンジに行ってみました。波もほとんど収まり舳もほとんど動かずフェリーは海面を滑るように走っています。


「船首から」2


１６時前後に青森沖を通過、下船に備えさっと風呂に入ります。その後本を読んだりして時間をつぶしふと真っ暗な窓をみやると遠くに明かりが見えてきました。
北海道です！
１９時すぎその明かりがはっきり見えてきました。たぶん苫小牧港の明かりです。
船は減速、スクリューを逆回転しているような感じ、向きを変え始めてから接岸まで結構な時間を要しました。


「苫小牧港の明かり」


８月３０日（日）１９時４５分　苫小牧港　到着
どうやらトラックが優先で乗用車は２０時ごろの予定らしいです。下船も初めてですのでちょっぴり不安。
そのうち「乗用車下船」のアナウンス、階段をＥデッキ（５Ｆ建ての一番下）まで徒歩で降ります。
ありました、ありました軽トラが、１９時間ぶりのご対面です！


「しれとこＥデッキ」


２０時１０分前後にまずはチャリが、続いて乗用車、バイクは最後のようです。
正面の坂を登り少し進んで右折すると出口です。前の車に続いて行けばＯＫ、ノープロブレムでした。
そしてそのまま道路に、Ｒ３６からＲ２３５へ道の駅「むかわ」に向かいます。ナビもセットしてあるし地図でみても簡単なんですが、初めての道、夜、片側４車線。Ｒ２３５へは地図上右折なんですがジャンクションになっていて左折して回り込みます。ちょこっと焦りました！
そしてＲ２３５は高速（高規格）道路の無料区間、結構なスピードで流れていきます。軽トラですから、ちょっと厳しかったです。
まぁ、いろいろありましたが２１時近くに予定の道の駅「むかわ」に無事到着。


「道の駅　むかわ」


ここにはキャンピングカースペースがあります。（写真の奥の建物のまえのあたり）
キャンピングカーが７～８台すでに停まっています。私の場合はどこでもいいと思うんですが、一応主張はキャンピングカーですので、キャンピングカースペースの端っこの方に停車しました。
急いでテントを荷台にセッテイング、事前練習をしたせいか１０分ほどで寝る準備ＯＫです。ジャージに着替え寝袋に潜り込んで寝ようとしましたが寝れません。久しぶりのテント、昼間フェリーで寝てしまったこと、車のエンジン音や車の出入りの音などで、ウトウトしたり目が覚めたりそしてトイレに行ったりで、朝を迎えてしまいました。



「朝の道の駅むかわ」1


８月３１日（月）５時３０分　道の駅「むかわ」　起床
ここで「この旅」最大の失敗をしてしまいました。
「軽トラキャンピングカー」の写真撮り忘れましたぁ～！　アチャー！
写真を撮るためだけにもう一度荷物をおろして荷台にテントを張る気力は残っていませんでした。
このあと「車中泊」の予定はありませんが、まぁ、写真がないだけで軽トラの荷台でキャンプしたのは事実なんで、………。


「朝の道の駅むかわ」2




「朝の道の駅むかわ」3



ということで、先に進むことにします。

（鵡川はししゃもで有名ですが、「道の駅」もｇｏｏｄです。トイレはきれいですし駐車場も広く有料ですが温泉もあります。そしてライダー、チャリダー向けの駐輪スペースがありすぐ脇にテントが張れる綺麗な芝生があります。また夜間用のトイレが建物内部にあり管理人が常駐しています。「道の駅むかわ」、事前に調べてはいたんですが北海道の旅の起点、終点として最適スポットかも。）

次回に、つづく。


(バナーをポッチンとクリックして頂くとブログランキングが表示されます。現在「茨城」9位、「生き方」6位あたりで～す。緑と黄色のバナーを１日１回クリックして頂くと順位に反映されますので、宜しくお願いしま～す。)