








※ テンちゃん=我が家の猫(病気持ち)




本とか映画とかドラマとかでは簡単に泣く私ですが
こと自分が向き合う現実についての涙はなるべく避けてきました。
職場とかで泣くのはもってのほかだと思っていましたが、
それ以外のプライベート…自分一人だけでいる時の涙も
あまり流さないようにしていました。
猫たちのことについても
「泣くのは全てが終わってから」
「見送るときに思い切り泣いてあげよう」
そう決めて、できるだけそうしてきました。
でも、泣いて発散できることもあるんですね。
私にこの言葉をくれた人も、もしかしたらそうして泣いて
乗り越えてきたこともあったのかもしれません。
その人は、去年の冬に転んで怪我をしたことがキッカケで
いろいろ検査をしたところ、病気が見つかり
その治療に専念することにしたからと、去年の3月に仕事を辞めてしまいました。
親しいお付き合いはなかったので、
それ以降お会いすることもなかったし、多分これからもないと思います。
その人が言ってくれた言葉で楽になれました、ありがとうございますと
伝える術はもうないけれど
心の中で忘れずに、感謝していきたいと思います。
