どうも、こんにちは。
毎年この時期、本シリーズ恒例の『霊場魔所の紅葉シリーズ』を始めます。
今回は、シリーズ第177回、第178回、第342回で紹介しました“千本釈迦堂”こと「大報恩寺」の紅葉の光景をお届けします。
五辻通りに面した、千本釈迦堂の入り口。
最寄りの交通機関は、京都市営バスの「上七軒」停留所です。
余談ですが、この入り口の隣には『京都食べある記』シリーズ第6回で紹介しました割烹カフェ『紫珠庵 大芳』があります。
奥へ入りますと門が。
この門の横には桜の樹があったのですが、この時期はこんなんです。
ちなみにこの樹、桜の時期はこんなんですが。
本堂前。
名物の「おかめ桜」も葉が黄色くなって落ちています。
紅葉にもよく言えばグラデーションが、悪く言えばムラがあるようです。
うーん、ここはまだ見頃ではなかったかな、などと思っていたら、それでもありました。
真っ赤に染まった木が。
紅葉に彩られた本堂。
知る人ぞ知る。
この建物は応仁の乱(1467~1277年)で京洛に唯一残った建物、つまり旧京都市内最古の木造建築なんですね。
そして、この古刹に残る伝説にちなんだおかめ像。
この像も紅葉に彩られています。
この古刹を建てるために犠牲になったという、大工棟梁の妻・阿亀(おかめ)の伝説。
その詳細はシリーズ第342回の後半部分に書かれていますが。
この建物が長い歴史の中で、戦火もくぐり抜けて現在まで遺されてきたのも、おかめの犠牲というか、守り神となったおかめの加護があったからなのか。
京都の名勝旧跡や霊場魔所には、どこかもの哀しい雰囲気が漂っている場所が多いようですが、その影にはいろいろな物語があったりします。
そんな物語を思い浮かべながら、こうした風景を眺めてみるのもいいかもしれません。
それでは今回はここまで。
また次回。
*“千本釈迦堂”大報恩寺の周辺地図はこちら。
*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm
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