どうも、こんにちは。
前々回と前回続きまして、京都東山・智積院の紅葉の光景をお届けします。
今回は「利休好みの庭」とも言われる「名勝庭園」の光景をお届けします。
「講堂」と「名勝庭園」への入り口。
ここから先は、拝観料が要ります。
なお、この時は収蔵庫に収められている長谷川等伯やその一門が描いたという国宝の障壁画が公開され、拝観料を払えば収蔵庫でその絵が見られました。
内部の撮影が禁止されているので、その様子をここで写真にしてお届けすることはできませんが。
そこで「面白い」と思ったのは、障壁画というものは、それ単体のみで作品になっているわけではないということです。
その障壁画が描かれている和室と、それを構成するあらゆるもの(床の間、床板、床脇、違い棚などなど)も、全てをひっくるめて、ひとつの作品になっている……。
うーん、どう表現していいのか、正直よくわかりません。
やはり、実際に観に来ていただくのが一番でしょうかね……。
話を庭園散策に戻します。
これが「利休好みの庭」でしょうか?
真っ赤な紅葉も見られますが、全体的にはやはり質素で静かな雰囲気が覆っているようですね。
これもまた、千利休が好んだ美意識「わびさび」というものでしょうか。
紅葉など原色の美もいいですが、やはりこういう質素で静かな美というのも、いかにも日本らしくていいものですね。
「嗚呼、日本人に生まれてよかったな」と思えることのひとつでもあります。
でもその一方で、紅葉など原色の美もまたいいものです。
「わびさび」とはまた違いますが、これもまた日本の自然美でしょう。
奥まで行ったら元来た道を戻り、同じ場所の光景を観るのですが。
しかし同じ場所の光景でも、視点というか観る向きが少し違っていたら、また違った感じで見えるものだと思いましたが、いかがでしょうか。
ところで、講堂の中を歩いているうちにふと目にした光景です。
窓から外の光景を眺めた時、ふと何か感じるものがあって、撮影したのですが、いかがでしょうか。
帰り道も紅葉に彩られていました。
それでは今回はここまで。
また次回。
*『智積院』のHP
http://www.chisan.or.jp/
*『京都妖怪探訪』もよろしく!
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