こんにちは。
前編に続きまして平安京(御所)の鬼門を守るために北東へとのびる「猿ライン」3つのポイントのひとつ、「幸神社」をとりあげます。
ところで、冒頭の変な写真は何なのか?
そこに写っている丸い光のようなものは一体何なのか?
幸神社を訪れて撮影した写真の中にあったのですが……それについても話します。
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では、前編の続きで、社殿前から。
本殿横には、いくつもの境内末社が並んでいます。
ここの主祭神は猿田彦。
他には、その妻ともされる天鈿女(あまのうずめ)、天之御中主(あめのみなかぬし)、天照大神(あまてらすおおみかみ)、大国主(おおくにぬし)など、日本神話でも有名な面々が祀られています。
住宅街の中にひっそりと建っているような、そんな小さく静かな神社なのですが、実は結構な歴史と由緒を持っているようです。
境内北東の角、末社が並んでいる奥の方に「石神さん」と呼ばれる神石を発見しました。
この写真を撮った時、いくつもの光の玉が浮いているのを見て、「まさかオーブか!?」などとびびったのですが。
でもよく考えて見たらこれも、フラッシュの光がその時降っていた雨水に反射してただけだったのですけどね(笑)。
それはそうと、この石は「石神さん」とか「おせきさん」とか呼ばれる神石だそうです。
平安時代には御神体だったそうで、元は男根を象徴した夫婦和合の神様だったとも言われています。長い歴史の中でこの神社は何度も焼失したそうですが、この神石だけはそのままずっとここに残り続けたそうです。
ということは、かなりの歴史と由緒を持った貴重な石だということですね。
なお、この石には「拝むと良縁と幸福に恵まれるが、触れると祟りがある」という言い伝えもあるそうですが、それだけの歴史と由緒があるのなら、それも本当にありえそうです。
ところでこの時は、ついつい「石神さん」の存在に気をとられすぎて、この神社境内にある「鬼門除けの猿」のことを……元々はここを訪れた一番の目的だったはずの肝心なことを、すっかり忘れておりました。
せっかく訪れたのに、私としたことが実にどんくさい話です。
その失敗を取り戻すために、後日の明るい時間帯に再び訪れることにしました。
そこで、前編の最後の方で触れた不思議な中年女性の方に遭遇したのです。
「あなたがこうして寺社巡りをしているのも、今ここを訪れたのも、全ては前世からの必然だったのですよ」
その方はそのようなことを仰ったのですが。
となると、私がここを訪れたのも、鬼門除けの猿を探してこの後さらに不思議な出来事に遭遇することになったのも、偶然ではなく、何らかの必然に基づいたことだったのでしょうか?
何かの啓示や導きみたいなものだったのだろうか?
今から思えばそんな気もしてきましたが……。
もちろん、「ただ私がドンくさいのと、偶然そうなってしまっただけ」という可能性も考えられるのですけどね(笑)。
話を戻します。
境内奥の方、社殿裏の方に進んで行きます。
この先に社殿の北東、つまり鬼門に当たる部分があります。
社殿の鬼門にあたる北東の角、格子の向こう側に確かに見えました。
これが、私が「マサルくん2号」とも名付けた、平安京・御所の鬼門を守るとされる「第2の猿」のようです。
もうちょっと猿の像を拡大しようと、またよく見えるようにと思って軽くフラッシュもたいて撮りました。
そうしたら……冒頭にも紹介しましたような、こんな写真が撮れてしまいました。
この丸くて白い、光の玉のようなものは一体何だったのか?
その時、その場には光を反射するようなものは何もなかったはずですが……?
その後同じ条件にしたり、また少し条件を変えたりもして、何度かその猿の像を撮り直しました。
しかし、このような光の玉が写ったのは、これ1回きりでした。
この光の玉の正体は、今でもわかっていません。
もしどなたか、この光の玉の正体をご存知の方、あるいはこの現象を解明してくださる方がおられましたら、当方までご一報くださるとありがたいです。
『京都妖怪探訪』などと称して、このような不思議な伝説・伝承を巡る旅を続けておりますと、ごくたまにですけど、こういうちょっと不思議な出来事や、不思議な人に出くわしたりすることがあります。
特に歴史が古く、昔から何か曰くがあるとされているような場所で、こうした不思議な人や現象に遭う確率が高いように思います。
これもまた楽しみのひとつであり、『京都妖怪探訪』シリーズが今でもやめられない理由のひとつなのですが。
それでは、今回はここまで。
シリーズ次回には、平安京・御所を守る「第3の猿」が居る赤山禅院を訪れます。
また次回。
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*幸神社へのアクセスはこちらを参照。
*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm
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