『京都妖怪探訪』など、記事の更新が滞っておりました。
ネタがないわけではありません。それどころかむしろ、ネタや京都の妖怪・不思議スポットなどの写真のストックが、まだまだたくさんあって、記事を書くだけの時間などがいくらあっても足りないくらいで。
特に、最近訪れた下鴨神社のひな祭りとか、北野天満宮の梅園や不思議スポットなどの記事も早くあげたいと思っておりましたが……。
ただ……。
ここ数日は、どうしても趣味の記事等を書くという気が起こらないのですね。
もう読者の皆様もご存知のとおり、つい先日、東日本で未曾有の地震災害が発生し、甚大かつ深刻な被害をもたらしました。
地震そのものの災害も大変なのですが、特に恐ろしいと思うのが、福島県にある原発の爆発事故です。
「最悪の場合、日本の国土の一部が‘死の大地’となる(かもしれない)」ということを意味します。
私は関西在住者ですが、全く無関係ではいられないかも。
これって、杞憂にすぎないのでしょうか? ならば、いいのですが……。
もっとも、この件に関しては私自身ができることは少なく、今はただ、現場で必死で頑張っておられる関係者の方々のご健闘と成功を祈るしかない、というのが正直なところですが。
ネットでの活動においても、この文を書いている13日昼現在のところは、ツイッターにて、地震・原発事故関連のツイート(つぶやき)をしているだけです。
そのツイートにおいても、なるべく自分のいいかげんな論評や価値判断(特に特定の他者への批判・非難等)はできる限り自粛し、「被災地や被害状況の把握などに少しでも役に立ちそうな情報をRTして拡散に努める」だけに徹するようにしました。
まあ、私がそんなことをしたとしてもあまり意味はないかもしれません。
私自身の単なる自己満足にしかなっていないのかもしれません。
ところで、ツイッターなどネットの言説などを見ていますと、案の定というべきか……。
普段通り日常生活を送っていたり、娯楽を楽しんでいたり、節電をしなかったり、あるいはネットで地震以外の話題をする人に対して、「不謹慎だ」とか言って非難する人たちが出てきたようです。
人それぞれ違う事情もあるのでしょうし、そんなのは一種のファシズムでしかありません。
また、一般の素人が深刻ぶって、何もかも自粛したりしてしまっても、被災地の方々にとって何ひとつプラスにはなりません。
それに、そんなことをし出したら、日本国全体の経済活動などにも支障が出てきて、かえってマイナスになるでしょう。
何より、あれだけ甚大な被害を受けてしまった地域が一ヶ月かそこいらで復興するのは、残念ながら難しいでしょう。下手をしたら一年以上、数年くらいはかかるかもしれません。つまり、復興までの道のりは長期に及ぶのです。
そのためにも……いや、だからこそ「日常」や「通常」に戻ること、遊びも忘れないことが大事なのです。
……などと頭ではわかってはいても、今ひとつ『京都妖怪探訪』シリーズなど、趣味の記事を書こうという気が、今ひとつ起こらないのですねえ。
何と言いますか、私の中で妙な抵抗感というか、罪悪感みたいなのが邪魔して、それをなかなか拭いきれずにいて……。
これって、何なのでしょうね?
とはいえ、まず私ができることは……。
1・被災した方々への想像力を忘れない。
2・自分の日常を壊さない範囲でできること(カンパなど)をする。
3・そのためにも自分自身が「日常」や「遊び」なども忘れないようにする。
……くらいのことでしょうか?
そういえば、もう今年の『京都・東山花灯路』が開催されています。
11日と13日のスタッフブログの記事を読めば、『花灯路』スタッフの方々も、今回の震災のことに関しても、真面目に考えられたようです。その上で、イベント開催の決定を下されたようです。
私ももう少し、気持ちの方が落ち着きましたら、今年の『花灯路』を訪れて、出来る限りの募金でもしてきたいと思います。
また、記事更新も再開したいと思います。
(※なお記事中の写真は、冬の鴨川の河原の光景と鴨川の水鳥であり、記事内容と直接の関係はありません)
*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm
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