京都の闇に魅せられて(新館)

*マナーの悪さに老若男女は関係なし(1):煙草編

 「近頃は若者のマナーが悪くなった」とか、よく言われているそうだ。
 しかし、私は思う。
 マナーが悪いのは、何も一部の若者だけではない。日本人全体が老若男女に関わらず、マナーが悪くなり、非常識な人が増えているのではないか。
 むしろ、中高年や年輩の人の中に、自分の非常識を棚に上げている人が結構いるのではないか、という気がしているのだが……。

 私はもう5年近くも、京都市内の警備保証会社に勤め、警備員として主に京都・滋賀各地の様々な工事現場や施設(各種店舗、駐車場、遊興施設、イベント会場などなど)に行って来た。
 そして、多種多様な人たちの様子や行状を目にするになったのだが、その体験からも言える。マナーが悪いのは、何も一部の若者だけではない、決して。

 マナーの悪さに世代間の違いが見られない問題にひとつに、「煙草」の問題がある。
 若者の携帯電話マナーの悪さを嘆いているような人も、意外と煙草のマナーに関しては、自分でも気づかないうちに無視していることが多い。

 私が現在、常駐を勤めている京都市内のさる工事現場でも、毎日よく見かける。
 まず状況を見て、周辺の清掃をするわけだが、毎日そこら中に煙草の吸い殻が落ちている。余裕のある時に掃除をするわけだが、しばらく経つと、また何本か落ちている。
 その理由は明らかである。掃いても、掃いても、そこを通る人たちが捨てて行くからだ。しかも、歩道だけではない。車道にも吸い殻が捨ててある。バイクや車を運転しながら、ポイ捨てをするという非常識な人たちもいることの証明である。
 更に歩行者の人たちを観察してみると、いろんなことに気づく。若者だけでない。いい歳をしたおっさんや年輩者にも、歩きながらのくわえ煙草をしている人、吸い殻のポイ捨てをしている人などがいる。ひどいのになると、煙草の灰や煙をまき散らしながら自転車をこいでいる人や、煙草を片手で振り回しているような人もいる。周りに人(小さな子供やお年寄りも含む)がいようとおかまいなしだ。
 
 ところで、今この文章を読んでいる人の中に、「私は心当たりがある」という人はいないだろうか? 
 もし、お心当たりがあれば、他人の携帯マナー等を云々言う前に、まず自分の煙草マナーを少しでも改善して欲しいものだ。

 とりあえず、以下のうちいくつかを守ってくれたらありがたいのだが……。

*吸い殻を捨てない。灰を灰皿以外の場所(もちろん道にも)に落とさない。
*くわえ煙草、歩きながら吸うのをやめる。
*自転車やバイクに乗りながら吸わない。
*吸う時は、周りの状況(特に、「他に人がいるか?」とか「周りに子供がいるか?」など)
*人のいる場所で吸う時は、事前に「吸ってもいいですか?」と尋ねる。

 どうだろうか?
 難しいことだろうか?

 ちなみに私は、煙草は一切しない。
 だから、煙草を吸う人たちの気持ちに鈍感なところがあるかもしれないのだが……。


PS:政治の話は、まだ休もう。今はそれだけのバイタリティがないし。それに今は、暗い話題しか思いつかない……。
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