京都の闇に魅せられて(新館)

私が神様・仏様にお願い事をしない3つの理由

 どうも、こんにちは。
 『京都妖怪探訪』シリーズ等でも私は、多くの寺社仏閣や霊場魔所を訪れてきましたが、その中で私が、ここ数年貫き続けてきたことがあります。


 それは、

「神様や、仏様にお願い事をしない」


 何故か、って?
 以前の記事でも申し上げたこともありますが、それには3つの理由があります。


 ひとつ目。
 神様や仏様にあまり依存したくないから。
「困ったときの神頼み」というのは、あまり良くないと考えるからです。神様・仏様というのは敬い、信仰する対象であって、自分自身の力で出来ないことを実現するために依存する対象ではない、と考えるようになったからです。


 ふたつ目。
 もしお願い事をして、それを聞いてもらえたら、その神様や仏様、宗教団体に対して皮肉や、批判的なこと等が言えなくなってしまうからです。
 『京都妖怪探訪』シリーズの今までの記事を振り返ってみると、神様や仏様、あるいはそれらを生み出した人々に対して、批判的なことや皮肉っぽいことを言っている時もあります。
 お願い事を聴いてもらったりしたら、そうしたことも言えなくなる。弊ブログ記事の筆も鈍らせることになってしまう。
 それに皮肉や批判めいたことも言いながら、こちらの欲望やわがままを叶えてもらおうとは、あまりにもムシの良すぎる話だとも思います(笑)。


 そして3つ目。
 実はこれこそが最大の理由なのですが……。
 神様であれ、仏様であれ、そして妖怪であれ、人間以上の存在にお願いをすること自体が恐ろしいと考えるからです。
 例えば霊光殿天満宮のエピソードでは、菅原道真は、自分を陥れた政敵を滅ぼす力を得られた代わりに、3年後に天に召されることに。つまり、生命を奪われることになります。
『鋼の錬金術師』で語られる「等価交換の原則」みたいに、何かを得る為には、何かを為すためには必ずその代償を支払わなければならない。そんな概念を思い出さずにはいられません。
 その相手が神様にしろ、魔や鬼にしろ、怨霊や妖怪にしろ。私みたいに無力で卑小な人間ごときが、何もなしに祈願するだけで、人間以上の存在から何かを得ようというのは、実はものすごく身の程知らずで、恐ろしい考えではないか、と。
 霊光殿天満宮の話では、菅原道真は現世での復讐を実現させてもらう代わりに、3年後に生命を差し出すことになり、その後神様の一人に列せられています。
 しかしながら私の場合、何か願いを実現させてもらったら、どんな代償を要求されるのだろうか? まして私は、道真みたいな優れた才能・能力があるわけでもなく、また神様から特別に選ばれた者でもなさそうですし……。
 とかいう以前に、果たして願いを聴いてもらえるのか、と(苦笑)。


以上。
3つの理由により私は、「神様や、仏様にお願い事をしない」と決めています。
 自力で実現できないようなことを、神様や仏様の力を借りて叶えてもらうことは、あまりしたくない。
 また、叶えてもらえなかったからと言って、文句を言うようなこともしたくはない。
 では、どうやって礼拝するのですかって?


 ただ、お参りさせていただいたこと、今まで生きさせていただいたことに感謝するだけです。


 本日はお参りさせていただきまして、ありがとうございました。
 今まで生きさせていただきまして、ありがとうございました。
 おかげさまで、本日こうしてお参りさせていただくことが出来ました。
 本日はお参りさせていただきまして、本当にありがとうございました。
 今まで生きさせていただきまして、本当にありがとうございました。


 これだけです。


 もしそういう私が、神様や仏様に何かお願い事をすることがあれば、それはよほどのこと……でしょうね。
 もしくは霊光殿天満宮のエピソード菅原道真みたいに……全てを失って絶望した時でしょう。




*『京都妖怪探訪』シリーズまとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm




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