京都の闇に魅せられて(新館)

2023年・京都霊場魔所の梅 @ 京都妖怪探訪(829)

 

 

 どうも、こんにちは。

 突然ですが、今年(2023年、令和5年)の梅花の季節に贈る『霊場魔所の梅』シリーズ

 実はまだ紹介しきれていない、梅の光景があったので、せっかくだからここで、と。

 また、今年のシリーズは、まだ菅原天満宮と、大阪天満宮と、道明寺天満宮と道明寺と・・・振り返ってみたら、京都以外の霊場魔所ばかりをとりあげていました。

 うーん。確かに今まで、京都だけにこだわらず、その周辺地域の霊場魔所や妖怪伝承地なども紹介してきましたが・・・京都のスポットがひとつもないままでは、タイトルに「京都」とあるのが、嘘になってしまうのではないか。

 そう考えまして、今年に訪れた、本当に「京都の」梅スポットを、今回まとめて紹介していきたいと思います。

 

 

 

 まずひとつ目は、京都・宇治の古刹・三室戸寺の梅園の光景を。

 

 

 

 三室戸寺には、

 

*蟹の恩返しと大蛇の霊の伝説

*菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)とウサギの道案内の伝説

*牛玉(ごおう)と宝勝牛の伝説

 

などといった、幾つもの伝説・伝承が遺されていて、また葉蓮や紫陽花に、紅葉の名称でもあり、過去記事ではシリーズ第197回記事第749回記事など、本シリーズでも何度も紹介してきたスポットのひとつでもあります。

 梅園は今年(2023年、令和5年)初公開だそうで、その記念すべき一年目に是非とも訪れたいと思い立ちました。

 

 

 

 京阪電車「三室戸寺」駅から、15~20分くらい歩きます。

 

 

 

 

 途中の道端でもいろんな花が咲いているのがいいです。

 

 

 

 

 

 離れた場所からも梅園の光景が見えます。

 

 

 

 

 三室戸寺の山門とその前にかかる橋。

 

 

 

 多くの参拝者や観光客が訪れています。

 しかし拝観料が一人1000円とはふっかけやがるなあ、と思いましたが(笑)。

 

 

 

 しかしそれだけの価値はあったと思います。

 

 

 

 梅園の入り口付近に建つ宝塔。

 

 

 

 

 やはり大勢の来訪者の姿が。

 

 

 

 

 垂れ梅で一杯の梅園を歩きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 薄紅色の花々が咲き。

 

 

 

 

 

 

 

 白梅も。

 

 

 

 

 

 

 青空に映える垂れ梅の木々。

 

 

 

 

 

 

 なお、三室戸寺といえば、このウサギの像も。

 

 

 

 

 

 

 今年はうさぎ年だったのもあってか、このウサギの前には何人もの人が集まり、行列が出来ていました。

 なお、このウサギについて詳細は、こちらの過去記事に。

 

 

 

 帰りには、梅のあんみつと抹茶セットを頂いて。

 

 

 

 

 おまけに梅飴も頂き。

 

 

 

 

 梅の御朱印も頂きました。

 

 

 

 

 

 次は妖怪などとはあまり・・・というか、ほとんど関係無さそうな場所ですが。

 京都・東山七条の智積院

 こちらも京都市内の梅の名所のひとつです。

 

 

 

 

 花の開花状況もまちまちで、この時蕾の花も少なくなかったのですが。

 

 

 

 

 

 白梅と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 紅梅も。

 

 

 

 

 

 

 

 時期をずらして再訪し、満開になった紅梅も。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こちらも御朱印を頂いて帰ります。

 

 

 

 

 

 3番目は、小野小町ゆかりの古刹・小野随心院から。

 

 

 

 

 ここは、シリーズ第98回記事第468回記事など、何度かとりあげたこともあります。

 ここには、有名な梅園があります。

 

 

 

 

 

 残念ながら、この時はやや見頃を過ぎていたようですが、青空に映える梅の花を楽しむことが出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 梅園以外の境内でも。

 

 

 

 

 

 梅以外の花も。

 

 

 

 

 

 今回記事の・・・また今年の最後に、私がほぼ毎年訪れる、お気に入りの梅スポットを訪れます。

 今までには、シリーズ第36回記事第730回記事などで紹介したこともあります。

 何故なら、そこには「飛梅」という、菅原道真ゆかりの伝説の梅の木があるからです。

 過去記事のおさらいになりますが、その「飛梅」について説明しましょう。

 

 

 菅原道真が藤原時平らの謀略によって太宰府へ飛ばされる時のこと。

 屋敷の庭木のうち、日頃から特に愛でてきた梅の木・桜の木・松の木との別れを惜しみました。

 そのときに梅の木について、次のような歌を読みました。

 

「東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅花(うめのはな) 主なしとて 春な忘るな」

 

あるいは、

 

「東風ふかば にほひをこせよ 梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ

 

 現代語に訳すますと「梅の木よ。主(私)がいなくなっても、春が来るたび忘れること無く、芳しい花を咲かせておくれ」という意味になるそうです。

 3本の木のうち、桜の木は悲しみのあまりみるみるうちに葉を落とし、ついに枯れてしまいました。

 松の木は、道真の後を追おうと空を飛びましたが、摂津国八部郡板宿(現在の兵庫県神戸市須磨区板宿町)辺りで力尽きて、その地に根を降ろします。その地は後に「飛松岡」と呼ばれるようになります。

 梅の木は、その日のうちに道真の居る太宰府へ降り立ち、その地に根を下ろしたと伝えられています。

 その梅が、ここ「菅大臣社」にあるこの梅の木だそうです。

 太宰府天満宮に、飛んでいった方の梅が御神木として祀られているそうです。

 また北野天満宮(※シリーズ第612回などで紹介)。

 こんな美しくも不思議な伝説に語られている梅の木は、本シリーズの「霊場魔所の梅花」でとりあげるにふさわしい梅だと思います。

 

 

 最寄りの交通機関には京都市営バス「西洞院仏光寺」停留所がありますが、ここは京都市の中心部に近いので、他にも京都市営地下鉄「四条」駅「五条」駅阪急電車「烏丸」駅などがあります。

 

 

 今回は高辻通りに面した鳥居から入ります。

 

 

 

 

 境内二の鳥居前はまだ五分か七分咲きくらいでしょうか。

 

 

 

 

 まずは本殿に礼拝ですが、本殿前の梅はほぼ満開かな。

 

 

 

 

 

 でもここで観るべきはやはり、二ノ鳥居横に立つ、伝説の木「飛梅」(の何代目かの子孫)でしょう。

 

 

 

 

 

 

 で、狛犬と石灯籠と飛梅。

 

 

 

 

 

 

 

 

 この光景、ほぼ毎年観て、撮っているような気が・・・ではなくて、毎年観て、撮っています。

 マンネリと言われようが、何故かこの光景を観ることがやめられない、この光景を撮る為に、毎年毎年ここを訪れています。

 それほどもう、何かに取り憑かれてしまったように、ですが(笑)。

 

 

 

 管大臣社の梅花を見た後は、すぐ近くの高辻通りに立つ旧成徳中学校の早咲きの桜を観ます。

 

 

 

 

 

 

 

 ここは、卒業式の時期に満開を迎えられる様に、早咲きの桜が植えられているようです。

管大臣社の梅の花を観たほぼ同じ時期に観られるこの桜が、梅の季節から桜の季節への移り変わりを象徴しているようです。

 ここの桜もほぼ毎年観に訪れています。

 

 

 さて、次回から再び桜の記事を・・・リアル世界では桜の時期も過ぎていますが、もう少しばかり桜の記事を上げ続けます。

 今回はここまで。

 また次回。

 

 

 

 

 

*『京都妖怪探訪』シリーズ

https://kyotoyokai.jp/

 

 

 

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