最後に臼杵市医師会地域包括支援センターコスモスの西水保健師の「認知症高齢者の車の運転について~福祉の立場から~」という講演がありました。実際の事例を通して認知症高齢者の考えや生活環境などを考慮して解決に結びつける方法などを示してくれました。この後、グループワークで話し合いました。グループに大分銀行の方がいて、預金の出し入れについても認知症高齢者については気をつかうみたいです。本人の言うとおりに預金を下ろして後で家族に文句を言われたりするそうです。
続いて藤野循環器内科医院の藤野先生の「認知症高齢者の車の運転について~医療の立場から~」という講演がありました。臼杵市の「認知症を考える会」が行っている「なるほど認知症講座」や産学官の認知症に関する調査などの発表がありました。早期に発見することや予防することが大切です。
続いて「認知症高齢者の車の運転について~警察の立場から~」として臼杵津久見警察署交通係長後藤氏の講演がありました。認知症高齢者の事故事例や高齢者の運転免許証自主返納支援制度などについて説明がありました。しかし、住んでる場所や生活スタイルによっては難しいこともあります。事故も大変ですが・・・
今回のテーマは「認知症高齢者の車の運転について」です。まず、行政の立場から臼杵市協働まちづくり推進局長西岡隆氏の「臼杵市における地域公共交通の課題」というお話がありました。高齢者が増えている臼杵市では公共交通機関は必要ですが、民間の路線は赤字であり、維持するためには税金を投入しなければなりません。また、市役所も市内循環線を運行していますが、これにも税金を投入しています。その他スクールバス、心身障害者タクシー券などあわせてそれらの年間総額4,700万円に達するそうです。必要性はわかりますが、効率化も考えないとなりませんね。
1月21日(木)19時よりコスモス病院2階大会議室にて「第10回認知症多職種事例検討会」が開催されました。まず、緑の園施設長一原浩氏のミニレクチャー「徘徊」がありました。徘徊という事象をその人のストーリーを考えて対策することが大切みたいです。