時々書く日記です。

日記ブログ

句集 かたつぶり

2024-09-15 15:53:25 | 日記
最近の悩みは、本を読もうとすると襲ってくる眠気。とにかく眠くなる。

夕方に、お隣の奥さんに「今日も昼寝してしまった!」って言うと「お疲れなんですよ」と労わられてしまった。

働いている方から言われると、ちょっと赤面。だって、何も労働していない身の上だから。

昨日、読みかけて寝てしまった句集です。

結社の方が出された句集を折々読ませて頂きますが、皆様句集を出されるくらいだから当然、本当にお上手。

この本はお上手以外に内容がとても興味深い。



主宰の「序」を読んで、まず作者の人となりを少し知ってから読み始めるのですが、この序を読んでいなければ

???驚きの連続だと思う。序を読んでいてもほぉーっとため息が出ます。

私の知らない世界も、お人柄も、垣間見せて頂きました。


「啓蟄や着きて脈打つ移植心」  「手術室に電飾灯る聖夜かな」

「心移植受くる意思問ひ年納む」 「心臓をもらひし乙女走り梅雨」

ねっ、驚く!。  本当にお医者様の日常でしか詠めない・・。


出身地の愛媛の事も。

「故郷に婚活役場稲穂垂れ」   「子規の忌や伊予の野球も弱くなり」

季語の使い方勉強になります。お会いしたことはないけれど、親近感。


そして、何だか凄いお医者様のようです!
 
 「うっすらと雪の積もれる手術の日」 「皇后を送りし後の冬の星」

 「妃殿下の青きコートや白木蓮」   「今年また晦日の夜勤つつがなく」

そして、

「宮中に白梅すでに先満ちぬ」

宮中の白梅見られたようです。


実は、短歌もお上手とのこと。宮中の歌会初めで御歌が詠み上げられたそうです。

感嘆のため息。

なのに途中で寝てしまう残念な私。

「年明けや元にもどらぬ胴まはり」  思わず「クスッ」っとなるこんな句もあって。自然体な所も良い!


さて、さて、もう一回読んで味わおうかな。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 高浜虚子の像 | トップ | トラツグミ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (macomaco0819)
2024-09-15 21:24:11
いい句ですね。
句の向こうに作者の生きざまが見えてきます。

私も拙作ながら、半世紀以上、だらだらと詩作を続けています。
詩は、俳句の心で、
小説は、短歌のように書くのが良いと、昔教わったことがあります。
返信する
Unknown (Unknown)
2024-09-16 16:22:39
>macomaco0819 さんへ
>いい句ですね。... への返信
詩を書かれてるんですね(憧れ♡)「詩は、俳句の心で、小説は、短歌のように」って初めて聞きました。有る意味簡潔に言いたいことをギュっと書くって事かしら?理解力が乏しくて間違ってたらごめんなさい。では俳句を作る時はどのようなコツがあるの?などとコツを伝授されたい勉強嫌いの怠け心が出てしまいました。
たまに詩も読ませて下さいね。
返信する

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事