最近の悩みは、本を読もうとすると襲ってくる眠気。とにかく眠くなる。
夕方に、お隣の奥さんに「今日も昼寝してしまった!」って言うと「お疲れなんですよ」と労わられてしまった。
働いている方から言われると、ちょっと赤面。だって、何も労働していない身の上だから。

昨日、読みかけて寝てしまった句集です。
結社の方が出された句集を折々読ませて頂きますが、皆様句集を出されるくらいだから当然、本当にお上手。
この本はお上手以外に内容がとても興味深い。

主宰の「序」を読んで、まず作者の人となりを少し知ってから読み始めるのですが、この序を読んでいなければ
???驚きの連続だと思う。序を読んでいてもほぉーっとため息が出ます。
私の知らない世界も、お人柄も、垣間見せて頂きました。
「啓蟄や着きて脈打つ移植心」 「手術室に電飾灯る聖夜かな」
「心移植受くる意思問ひ年納む」 「心臓をもらひし乙女走り梅雨」
ねっ、驚く!。 本当にお医者様の日常でしか詠めない・・。
出身地の愛媛の事も。
「故郷に婚活役場稲穂垂れ」 「子規の忌や伊予の野球も弱くなり」
季語の使い方勉強になります。お会いしたことはないけれど、親近感。
そして、何だか凄いお医者様のようです!
「うっすらと雪の積もれる手術の日」 「皇后を送りし後の冬の星」
「妃殿下の青きコートや白木蓮」 「今年また晦日の夜勤つつがなく」
そして、
「宮中に白梅すでに先満ちぬ」
宮中の白梅見られたようです。
実は、短歌もお上手とのこと。宮中の歌会初めで御歌が詠み上げられたそうです。
感嘆のため息。
なのに途中で寝てしまう残念な私。
「年明けや元にもどらぬ胴まはり」 思わず「クスッ」っとなるこんな句もあって。自然体な所も良い!
さて、さて、もう一回読んで味わおうかな。
句の向こうに作者の生きざまが見えてきます。
私も拙作ながら、半世紀以上、だらだらと詩作を続けています。
詩は、俳句の心で、
小説は、短歌のように書くのが良いと、昔教わったことがあります。
>いい句ですね。... への返信
詩を書かれてるんですね(憧れ♡)「詩は、俳句の心で、小説は、短歌のように」って初めて聞きました。有る意味簡潔に言いたいことをギュっと書くって事かしら?理解力が乏しくて間違ってたらごめんなさい。では俳句を作る時はどのようなコツがあるの?などとコツを伝授されたい勉強嫌いの怠け心が出てしまいました。
たまに詩も読ませて下さいね。