暴力団:東亜会二代目誼興業が解散 /沖縄
県内の組織暴力団東亜会二代目誼興業(金城義雄会長)が解散したことが、16日までに関係者への取材で分かった。上部組織の東亜会が1日付で除籍とした。前身となる東声会沖縄支部発足から46年を経て二代目誼興業が解散したことで、県内の組織暴力団は指定暴力団沖縄旭琉会と四代目旭琉会が一本化して発足した旭琉會だけとなった。
県警の統計によると2011年10月末現在、二代目誼興業の構成員数は25人(準構成員3人)。暴力団対策法に基づく県公安委員会の指定は受けていない。県内経済人としても知られた故宜保俊夫氏が右翼団体として創設し、関係者によると前身組織を含む最盛期には構成員約200人を擁する時代もあったという。
金城会長は解散の理由について「暴力団排除条例の影響も少しはあるが、不景気が長引く中で構成員たちの生活や就職を考えて解散した」と説明。東亜会からは他団体に所属しないことなどを条件に解散を認められており、今後旭琉會に合流することはないという。
※注:宜保俊夫氏の「宜」は、ワカンムリ
(琉球新報)
2012年3月19日