国連本部にコカイン?14キロ 中南米からの郵便物
2012年1月28日10時56分
国連は26日、ニューヨークの国連本部ビルに届いた中南米からの郵便物の中に、コカインとみられる粉末14キロが見つかったと発表した。粉末は国連職員らが郵送で使用する袋の偽物に入れられていた。国連関連の配達物ならチェックされないと考えた麻薬業者が密輸を試みたとみられる。
この日会見したスター事務次長(安全・危機管理担当)によると、国連本部の郵便室で16日、仕分け作業をしていた職員が正規の袋とは違うデザインの袋を2個見つけた。不審に思った職員が警備員に連絡し、調べたところ、ノートの束の中にコカインと見られる粉末が入っていた。
袋には国連のロゴマークが印刷されていたが、正規の袋にある「国連」や「外交郵便」といった表示がなかった。宛先は書かれておらず、宅配業者がロゴをもとに国連に届けた。送付人の住所や氏名も記されていなかった。ニューヨーク市警が捜査を進めているが、AFP通信によると、袋は国際宅配便でメキシコから届いたという。
スター氏は「国連に関係する郵便物なら検査なく米国内に届けられると考えた麻薬業者が、中南米から密輸したのだと思う」と話した。(ニューヨーク=春日芳晃)
国連本部に大量のコカイン ニセの郵便袋で届く
テレビ朝日系(ANN) 1月28日(土)13時5分配信
ニューヨークの国連本部にコカイン15キロ以上が郵送されていたことが分かりました。目的は不明です。CNNなどによりますと、今月16日、国連本部にニセの外交用郵便袋に入った複数の本が届きました。本は中身がくり抜かれていて、合わせて15キロ以上のコカインが詰められていました。郵便袋はメキシコシティから発送されたものでしたが、送り先や送り主は書かれていませんでした。郵便袋には国連のマークが書かれていましたが、国連の公式のものとは色が違っていたほか、封印もされていませんでした。外交用郵便袋は、税関などで中身の検査が免除されています。捜査当局は送り主の特定を急いでいます。
写真:UN Photo/Paulo Filgueinas
麻薬類がこの世からなくなれば密輸する奴もいなくなるだろう・・・