見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

もんじゃ焼き

2008-11-27 23:31:03 | 旅の風景
「もんじゃ焼き」を食べたことがあると思っていた。
思っていただけだった。

お祭りの屋台でも、その手のものがたくさん売られている。
たこ焼き、お好み焼き、広島焼き、大阪焼き・・・
で、何らかの機会にもんじゃ焼きも食べたような気がしていた。
しかし、「じゃあ、どんなもの?」と問われて、その形態をしっかり答えれないことに気が付いた。

浅草には、もんじゃ焼きの店が目立つ。
月島と浅草が東京のもんじゃのメッカなのだという。

東京下町に生まれた夫は、「もんじゃ?小さい頃、駄菓子屋で食べたけど」と言う。
駄菓子屋?こどものおやつ?焼きながら売るの?再びイメージが混乱する。

明日は給料日だからもんじゃの店に行こう!と妹が提案した。
鉄板を前に自分で焼いて食べれば、ビールも進む。大賛成!

最後にお好み焼きを食べたのは2年前。松本のナワテ通りでのことだ。
アジア各国にも、お好み焼きに似た料理はたくさんある。
ベトナムのバンセオ、ネパールのウォー、韓国のチジミなどなど。
いや、日本国内でも、小麦粉に野菜類を混ぜてせんべい状に焼く郷土料理はいくつもある。
中でも、信州の味噌を利かせた「ニラせんべい」は逸品だと思っている。

浅草のもんじゃ焼き初体験。
薄い小麦粉汁が野菜や魚介類にねっとりと絡み、熱々で食べる食感は格別な体験。
お好み焼きと違い、具が主体なので胃にもたれ難いあっさり感。
外の寒さとを尻目に、滲む汗を拭いながら飲むビールも最高だった(^^)


具も、トッピングも多彩。


小麦汁に浸された具だけかき出してはじめに焼く


しっとりとなった具をドーナッツ状の土手にする


土手の中に小麦汁を半分注ぎ、ねっとりとなったら残りを注ぐ


青海苔、かつお節、チーズ、しょうがなどお好みでトッピング


きつね色に焦げ始めたところを、専用の小べらでこそげとりながら口へ運ぶ
熱いのでビールの冷たさがさらに引き立つ
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2 コメント

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Unknown (rinko)
2008-12-17 01:16:43
私の知っているもんじゃと違う・・・。
この写真のものが本場の、本物の、もんじゃなんですね!
断然食べたくなりました。いつかきっと、本物を食べに行きます。
知性も品位も感じられないコメントになってしまいましたが、お許しください。
更新されるのをいつも楽しみにしております。
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もんじゃ焼きの奥の深さ (wine)
2009-01-01 12:07:47
rinkoさん、コメントありがとうございます。
ぜひ、もんじゃを体験してください。感動ものです。
でも、先日浅草のアーケード街にある小さなもんじゃ焼き屋へ行ったところ、そのご主人から「土手を作るもんじゃは、流行もの。昔ながらの駄菓子やもんじゃは違う。こうやるんだよ・・・」と更なるうん蓄とつくり方を教えていただきました。上がりテーブル3つだけの本当に小さな店なのですが、年配ご夫婦できりもりされていて、「もんじゃ焼き」の名前の由来までみっちり教授してくれます。
12月は写真だけ撮り溜めて、ブログ更新ができずにいましたので、このうん蓄たっぷりのもんじゃ焼きご主人のことも、いずれお伝えしたいと思います。
2009年もブログを継続していきますので、ときどき声をお聞かせくださいますよう(^^)
あけましておめでとうございます。
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